エネルギー自給自足するなら温泉地に住め

原発事故がきっかけでぼくはエネルギーの自給を志すようになりました。

そして新宮市で地域おこし協力隊をやっている時期に、エネルギー完全自給のゲストハウスを立ち上げ3年間運営しました。

そこでわかったことがあります。僕たちの生活でエネルギー消費の大部分を占めるのは「給湯」と「暖房」であって、照明、冷蔵庫などの電気エネルギーはほんのわずかだということ。

省エネライフ | 省エネライフ・エネルギーソリューション | 東北電力

暖房と給湯を薪でまかなうと生活の7割のエネルギーを自給できます。

ただしこれは薪仕事に追われる大変さが伴います。特にお風呂は「暖房」と違って年中行事なので年中薪仕事に追われることになります。

でももし、あなたが温泉地に暮らし、毎日温泉に通うならお風呂に使うエネルギー(=26%)を削減できて、薪仕事も半分くらいに減らせちゃうってわけ。エネルギー自給という目標の3割がいきなり達成できてしかも重労働を半減してくれる…大事なことなのでもう一回言います…毎日温泉に通うだけでエネルギー自給の3割達成!薪仕事大幅軽減!

「でも毎日温泉なんてそんな贅沢な。。。」

と思われるでしょう。

僕が以前暮らしていた「熊野(田辺市本宮町)」の温泉街ではいくつかの温泉で「年パス」制度があって、温泉入り放題で年間1万円という破格の値段設定でした。もちろん、家族で会員になりほぼ毎日温泉に通いました。

↑熊野時代にかなりお世話になった「おとなしの郷

また、完全無料の温泉もあります。

川で温泉が湧いている「川湯温泉」。ここは完全無料。シャンプーなどはできないですが普通に入浴できます。

川沿い露天風呂に一番近い民宿 ~民宿立石~(和歌山県・川湯温泉)- BIGLOBE温泉

あと、熊野には湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉の3つの温泉地がありそれぞれに「公衆浴場(200円くらい)」があるのですがなんとその地域に住む住民は公衆浴場に無料で、毎日入ることができます。

案外、「毎日温泉」というのは住む環境によって全然あり得るのです。

だから、これからエネルギーの自給を目指して地方移住をする人はそういう場所を選ぶといいと思います。

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エネルギーの自給は頑張って自給力を高めていく「足し算」ではなく、

日々のエネルギー需要量をいかに減らすかという引き算がとっても大事。

毎日温泉で給湯エネルギーを「引き算」できたらそれだけでエネルギー自給3割達成です。

温泉地に暮らそうよ。

熊野はそういう意味でとってもおすすめですよ。