田舎暮らしやめるのをやめました

こんにちは。つかの間の独身生活を楽しむモーリーです。

 

突然ですが、僕は田舎暮らしをして3年目、だんだんと自分のスケールが小さくなっているような気がしてなりません。こないだテレビ放送された映像を見て思いました。「学生時代のスケール感と全く変わってない!!」

僕はもっと世界に影響を与える男になりたい!

こんな田舎にずっといてはダメになっちまう!

 

そんなときにテレビで僕を見たという技術者の方から連絡がありました。

「新しい発電技術をikkyuに導入しないか」と。

 

それで、奈良まで行ったんです。

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写真だけではわかりづらいと思いますが、活性炭シート、吸湿シート、アルミホイルだけで発電するという「空気電池」の技術でした。

写真のこのサイズで1ボルトの発電ができるのです。廃棄処分が簡単、再生利用が可能、何より軽くて小さいということからこれがいつかソーラーパネルにとって変わる技術になり得る可能性があるということは感じました。

「君に3億円でこの特許を売ろう」

ひょえー!

テレビで見た若者を呼びつけて3億円で特許買いませんかって、なんちゅう話だー!

でも世界に影響を与えたい僕は真剣に「アリかも」と考えました。

 

僕の手札を思い出す。そしたらありました。最適なカード。

 

「いつかうちの会社を継いでほしい」

という話は過去にいくつかあるのですが、その中でももっともスケールの大きな会社。

ここに僕が就職して3億というはした金で特許を買って、発電ビジネスを始めよう!

 

早速東京までその社長に会いに行きました。

麻布の、閑静な場所にあるオフィス。気の流れのいい空間。

実は来るまでは気持ちは半々だったんですが、「ぼくはここで働くのか…」と想像してみると「あ、いいかも」の方にだいぶ傾きました。社員さんたちもすごく気のいい方ばかり。

 

着いたのが夕方で、とりあえず飲みながら話そうということで僕含め5人で飲み屋に繰り出しました。

 

そこで事件が。

飲んで食べて笑って飲んで、さて気分もよくなってきた頃に

「森さんは奥さんとどうやって知り合ったの?」

 

これ答える時いつも緊張するというか、相手を気にして何パターンか用意してるんですが

今回はストレートに答えました。

「山本太郎の選挙応援で出会いました」

 

すると

「君はあんなバカを応援してたのか!なんという愚行だ!君とはもう付き合わない!」

「山本太郎は史上最低の国会議員だ」「言ってることが全てずれてる」

「君はピュアすぎるんだ。オウムの時も騙されたのはみんな高学歴だった」

といったことを言われ、しまいには

「今の日本は安倍さんのおかげでもってるようなものだ」

という論調になってきました。

 

ここまで真剣にあのトンデモ総理を応援している人たちを人生で初めて見ました。とても悲しい気分。

目指す未来が同じでないと、一緒に仕事なんかできません。

 

そういうわけで、僕は田舎暮らしを続けることにしました。

 

東京に来るまで3日間のキャラバンだったんですが(岐阜→新潟→東京)、

実は初日から「あれ、俺やっぱ田舎がいいかも」という気持ちが頭をもたげてきて

一瞬の気の迷いだったかも感が出はじめて「アポとったけど…やめようかな」

という気分になっていたので、まあこういう結果になって安心したというのが実のところ本音です。

人生のどこかのタイミングでスケールの大きなこともやりたいけれど、

とりあえずは僕は田舎で「地球1個分で暮らす」というのを実現したいなと考えています。

Be the change you want to see in the world.
見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい
− マハトマ・カンジー

 

コレ、座右の銘だったのに最近忘れてた。

あっちにふらふらこっちにふらふら。

若いからしょうがないよね?笑

気持ち新たに、ここ熊野で頑張りまーす。