「正しさ」は一方面からの見え方に過ぎない

TRANSITという雑誌。存在は知っていたけれど手に取ったことはありませんでした。

初めて購入したのは今回49号の特集「地球の未来を考える 美しき消えゆく世界への旅」。

 

モーリー

いやー、こんなにクオリティの高い雑誌ほかにある!?

ってくらい僕は感動してしまった。ものすごく情報量多くてまだ隅々まで読めてないのだけど、味わうようにじっくりと、好きなところを繰り返しながら読み進めています。贅沢な時間だ。多岐にわたる分野を特集してくれていて、今まで知らなかったことが盛り沢山。知的好奇心刺激しまくりの本当に素晴らしい雑誌だと思う。え、毎回こんなクオリティなの?次号もすでに買いたいのだけれど。

今回この雑誌の中で僕がとても印象深かったページを紹介します。

このページ。ここに何が書いてあるかというと「温暖化は悪だと言うけれど実は氷河期から人類を護ってるかもよ、そしたら善悪の議論が揺らぐよね」ってこと。

氷期-間氷期サイクル発現の謎に迫る
画像引用;http://polaris.nipr.ac.jp/~domef/home/japan/page2.html

 

実は地球は「氷期」にあるのがデフォルトで、10万年周期で温暖な「間氷期」が来るそうな。その温暖な期間に種の多様性が育まれて氷河期で多くの生命が絶滅する。ペルム紀の大量絶滅では海中・陸上の9割の種が絶滅したそうです。そういう変動の中で淘汰が起きて、恐竜の時代から哺乳類の時代に替わったようにどうしようにも抗えない自然サイクルがあるみたい。太陽との距離が大きく関係しているみたいなのだけど(参考ミランコビッチ理論)。

それで今はどんな時期に地球があるかというともちろん間氷期。でもいつ氷河期に突入してもおかしくないという見方もあります。

ドイツのポツダム気候影響研究所に所属しているアンドレイ・ガノボルスキ教授の発表によると

「現在の地球は太陽から最も遠い場所にあり、天文学上は氷河期開始にうってつけの状況にある。大気中の二酸化炭素濃度が240ppmだったなら氷河期の開始もあり得たが現在は幸い400ppmを超えている」

って発表してるんですよ。

幸い400ppmを超えている、と。

モーリー

さいわい……だと…?!

少なくとも凡人より頭のいい人が、人生をかけてその分野を研究した結果、こういう結論に至っている。

あれ?温暖化のおかげで地球上の生物の多くが絶滅を免れてるように見えるなぁ。

教科書的にはさ、温暖化は悪だし多くの生物を絶滅に追いやっていると習いましたけれども。立場によってこうも見方が変わるわけだよね。地球を氷河期から守るために明日から排気量の多い車に乗ろうかな。これってエシカルな選択でしょ。

といった具合に「正しさは立場や捉える角度によって変わる」

普遍的な正しさなんてないわけだよね。

そんなことを思い出させてくれるとても素晴らしい特集ページでした。

TRANSIT(トランジット)49号 美しき消えゆく世界への旅 (講談社 Mook(J))

TRANSIT(トランジット)49号 美しき消えゆく世界への旅 (講談社 Mook(J))

1,980円(10/29 11:38時点)
発売日: 2020/09/17
Amazonの情報を掲載しています

 

さて、ここからはちょっと踏み込んで僕の意見を述べたいなと思います。

本当に環境破壊をなくそうと思ったらその方法は以下の二択だと思っています。

・人口を減らす

・文明を手放す

(もちろんもう一択「文明をさらに進化させて難局を乗り越える」という選択肢もあり得るでしょうけれど、現時点では不可能)

さて、ちょっと残酷な二択を示しましたが人類がこのままのペースで普通に生活していたら勝手に人口は減ると僕は思っています。

効率化された工場由来の食品を食べ、電磁波や放射能を浴び続け、がんや病気が増える。生殖能力が半減する。人口過密地では疫病が流行る。温暖化や原発の爆発で住める土地が少なくなり人類が大移動する。国家間の摩擦で戦争が起きる。

モーリー

そうやって因果応報の浄化作用が働いて、

「何もしなくても人口は半減し

環境破壊はあるところでストップする」

これが僕の意見です。未来少年コナンの世界ですね。人口が極端に少なくなった世界。

未来少年コナン(Future Boy Conan)のネタバレ解説まとめ | RENOTE [リノート]

だから環境へのアクションは「何もしなくていい」というのが今の僕の答えです。必ず自浄作用が働く。自分の首をしめる行為は必ず返ってくる。でも何が正しいのか、答え合わせはずっと先の未来のこと。

だから、学校やメディアから植え付けられた「正しさ」に固執して、人生の楽しみを制限したりするのはとてももったいないことだと思います。Flight shameなんて言ってないで、旅が好きな人は旅行をしたらいい。

正しさは一方面からの見え方に過ぎない。正しさなんて、無い。誰かから見た正義にとらわれず、みんなが幸せになればいいんじゃないでしょうか。そんなことを考えさせてもらった、初TRANSITでした。本当にいい雑誌だった!

 

TRANSIT(トランジット)49号 美しき消えゆく世界への旅 (講談社 Mook(J))

TRANSIT(トランジット)49号 美しき消えゆく世界への旅 (講談社 Mook(J))

1,980円(10/29 11:38時点)
発売日: 2020/09/17
Amazonの情報を掲載しています

そういえば木村さんが地球最後の日(そう遠くはない)を宇宙人に告げられ、知ってるそうですね。

いつなんだろう。誰か知ってますか?

すべては宇宙の采配

すべては宇宙の采配

秋則, 木村
2,980円(10/29 11:38時点)
発売日: 2009/07/23
Amazonの情報を掲載しています