夢を追いかける人はみんな「地域おこし協力隊」になったらいい

夢、追いかけてますか?こんにちはモーリーです。

僕は熊野という地方で3年間「地域おこし協力隊」という仕事をしていました。

その名前から「海外青年協力隊」と混同されがちなんですけど、「地域おこし」の方が断然間口が広いし活動の自由度も高いです。

僕は「自由な活動内容」をいかして3年間で自分の夢へ踏み出す土台を作ることができました

目標や夢がはっきりしているけど、それで飯を食っていけるか不安だ…といった方には最高の制度ですよ。

今日はそういった迷える夢追い人のために協力隊制度を紹介していきますー!

デザイナー志望の女子大生との会話

そもそも今日僕がこれを書こうと思った理由なんですけど、先日僕の運営するゲストハウスにデザイナー志望の女子大生が親子で泊まりに来てくれました。

彼女は都内の美大に通う大学4年生。今年卒業を控えていますが就職活動はしないと言います。じゃあどうするの、と聞くとデザイナーとして独立したいです、と不安混じりで答えてくれました。

彼女の実力とかは全然知らないけど、話を聞いてみると現状では仕事をバンバンもらっている感じでもない。BARでアルバイトをしながら生計を立てていて、デザイナーとしてはまだまだ勉強中、といった様子でした。

僕は彼女に「地域おこし協力隊って知ってる?」と聞き、知らないと答えたのでざっくりと説明をしました。

  • 地方で3年間給料をもらいながら「地域おこし」に関わる活動をする仕事であるということ
  • 様々な仕事内容があり、デザイン関係の仕事は多くの自治体で募集があるということ
  • 年間の給料200万円とは別に活動費200万円が支給され、活動に使用する物品(PCや一眼レフカメラや編集ソフトなど!)はその活動費で揃えることができるということ
  • 週3〜4日勤務という条件のところもあるので余った時間に自分のスキルアップの時間が確保できるということ
  • 3年目には給与・活動費のほか起業補助金100万円が支給されて独立への道が用意されているということ

このあたりをざっくりと説明すると彼女の瞳孔はカッと開き、ついでに鼻腔もビャッと開き、目の前のモヤが晴れ彼女のビジョンに一筋の光が差し込んだ様子が見て取れました。

「お母さんわたしそれやるわ」

その場にいたお母さんもハゲどう(激しく同意)。

あ〜これ知るだけで自分の夢に近づく人、たくさんいるんだろうなぁ。これはもっとたくさんの人に知ってもらいたい。そう思って今回記事にすることにしました。

自分の夢と、業務内容が一致したらもはや「ベーシックインカム」

年間200万円の給与は少ないと思われるかもしれませんが、もし、業務時間中にあなたの夢を叶えるための活動をしていいよ、と言われたらどう思いますか??

  • 「いつかどこかでゲストハウスをやってみたい!」という夢をもつ若者と
  • 「うちの町で古民家を改修して何かしらの事業を立ち上げてください」という自治体

両者がうまくマッチングした場合、若者は業務時間中に夢を叶えることができます。いや、そもそも自分がやりたかったことだから「勤務時間」という概念が消えます。全部自分のための時間を費やしているのに毎月の給料が振り込まれる….これってベーシックインカム!?

この制度を使わない手はないですよ、夢追い人のみなさん!

以下、あなたのこんな夢は「協力隊制度」でグッと手繰り寄せられますよ。

  • ゲストハウスオーナー
  • グラフィックデザイナー
  • ウェブデザイナー
  • カフェオーナー
  • 木工作家
  • 大工
  • フォトグラファー
  • 映画監督
  • youtuber
  • ブロガー
  • 農家、林家
  • パン屋
  • 猟師、漁師
  • etc…

 

あなたの希望する仕事の募集がなかったとしても、「これは地域のためになります!」という理屈さえ通して担当職員に納得してもらえればだいたいの活動は認められます。そこの「交渉の余地」がある自治体を選ぶことが非常に大切ですね。そしてあなたの夢をうまく「地域に還元する形」に編集する能力も求められますね。たとえばミュージシャン志望の方なら「この町に古民家ライブハウスを!」といって多くのミュージシャンが集まる場を作る、みたいなところから自分の夢を叶えていくとすんなり受け入れてくれるかもしれません。

「やまびこミュージックフェスティバル」の画像検索結果
古民家をライブ会場にしたヤマビコミュージックフェス(上勝開拓団)

それからこんな自治体最高です、島根県川本町。「一芸型地域おこし協力隊」ですって。一芸に秀でた人を積極的に採用して、さらに事業内容もプレゼンして提案することができます。ああまさにベーシックインカム!

出勤は月16日でOK!な職場も夢を叶えるのにご利用ください

活動内容が一致するというのも大事な要素です。でも、どうしてもピンとくる場所がなかったら「勤務日数の少ない自治体」を選ぶのも賢い選択。

協力隊募集検索サイト「JOIN」では様々な条件を絞って検索をすることができます。そこで勤務日数で絞ることもできます。

すると結構でました、週4日勤務。さすがに週3以下は見つかりませんでした(あったら最高!)。

さらに週4日とは明記せずに月16日とか17日といった表記も散見されました。月16日って…半分お休みやないかー!

そういったところを選んで空いた時間に自分の活動をするというのもいいかと思いますよ。

さあ迷わず応募だ!

地域おこし協力隊の募集を検索できるのは「JOIN」というサイトから。

自分の好きな場所で、ピッタリくる募集があればいいですね。なければ交渉しちゃおう!担当職員は明確なビジョン持ってる人少ないからね!

あとこちらのリンクからメルマガに登録しておくと協力隊募集の情報がメールで届きますので要チェック。

あなたも「地域おこし協力隊」として活躍してみませんか?

ぜひみんなも夢を叶えるのにこの制度を利用してみてくださいね!(地域おこしにはこだわらなくていいと思うよ、どんどん利用しよう!)

全ての人の人生に幸あれ〜ではでは。