コンポストトイレRELIFEの開発コンセプト

こんにちは、ゲストハウスIKKYUのモーリーです。

2018年3月末をもって新宮市地域おこし協力隊を任期満了で退職しまして、この4月から独立・開業の運びとなりました。今後は熊野川町に定住し、ゲストハウス運営、コンポストトイレ販売の二本柱で頑張っていく予定です。

さて、コンポストトイレの製作にあたってクラウドファンディングで約20台ほどのご注文をいただきました。順番が前後してしまうのですが、改めてこの商品開発のコンセプトをここにまとめたいと思います。

なぜコンポストトイレを作るのか

そもそも僕がコンポストトイレを商品化しようと思ったのは現在入手できるコンポストトイレが異常に¥高いからです。

日本で入手できる代表的なコンポストトイレのことは以前こちらの記事にてまとめました。だいたい相場は20万円前後くらいのようです。

コンポストトイレって何?日本で購入できるコンポストトイレをまとめてみました

2017.12.11

これは高い!!

地球環境とか水問題、エネルギー問題の観点からももっと多くの人がコンポストトイレを導入したらいいと僕は思っていて、昨今増え続ける災害対策にもコンポストトイレは大活躍します。

こんなにも有益なものなのに導入のハードルがとっても高いのをなんとかしたい!そこに使命感を感じてコンポストトイレ商品化に取りかかりました。

つまり、目指したのは

「最低限の機能は保ちつつ、これまでにない最安価格」

です。具体的には10万円前後で手に入るコンポストトイレを作ろうという目標を持って、開発に取り組みました。

最低限の機能を確保するために

僕のコンポストトイレ使用歴は3年。その間、多くの失敗を繰り返し、家族や、IKKYUへのゲストにご迷惑をかけてきました。

その経験から以下の3つのことが重要だと感じました。

コンポストトイレで重要な機能
  1. 大小分離式であること
    →電源なしで臭気を抑えられる
  2. 攪拌できること(しやすいこと)
    →発酵しやすくなる
  3. メンテナンス性に優れていること

項目1の大小分離に関してはイギリスのKILDWICKという企業から大小分離便器というものを導入させていただきました。

これがかなり優秀でして、以前使っていた日本製の大小分離便器は女性から「難しい」という声が多数聞かれたのですがこちらは

せんちゃん
前より簡単!

とのご感想。他にもお使いいただいている女性にも好評でした。

項目2の攪拌についてはロングセラーの家庭用コンポスト・自然にカエルを使用させていただいています。

本来台所用のコンポストですが、シャロムヒュッテ臼井健二さんの発信により多くの人がトイレに応用しています。その分解能力は多くの人が実証しています。※今後正確な分解テストを行う予定です

トイレ製作ワークショップを全国で実施している「せいめいのトイレ」やす君によると

やす君
単身女性で、2年間中身を交換せずに使えた人もおるんやで!

というから驚きです。二年!うまく使えばそのくらい分解能力を発揮させることができるのです。

また、この自然にカエルは攪拌ハンドルが本体ヨコにあり、これまではどうしても用を足した後にトイレに(つまり出したものに)向き合う形でハンドルをグルグル回していました。


↑こちらが「向き合わざるを得ない式トイレ」

日々自分の便の状態を確認するのは大事なことなんですがみんながそれを求めてるわけではないしそうせざるを得ないとなれば不快感を感じる人もいるでしょう。

そうして思いついたのがラチェット攪拌式にする、ということでした。これで座ったまま、中身を攪拌できます。


次回の記事にて紹介しますがメンテナンス性にも改良を加えて使い勝手よく仕上がっています。

そんなわけで上記3項目をクリアして最低限の(でも十分な)機能をまかなっています。

RELIFEは自作推奨

ここまでで思った方もいるかと思います「こんなん自分で作れるやん」と。

そうなんです!僕がやってることは既製品を組み合わせているだけ。うまく組み合わさるように木工製品をオーダーメイドしてミックスしただけ。

この木工部分って、自分でできる人もたくさんいると思うんですよ。そういう方々のためにDIYキットも販売しています。

このキットも、DIYレベルによって3種類くらい用意したいと思っていて、

  • 木工部分を全部自分でできる人
  • 便座は作れないけど箱部分は自分で作れる人
  • 箱部分も作れないけどデコレーションだけは自分でやりたい人

というパターンで、各種DIYキットを用意する予定です。

どのキットでも溶接は僕の方でやります。だから全種類ラチェット攪拌機能は使えるってことです。ラチェット式は本当に便利だし快適です。


※こちらの部分、構造が不十分でした。現在改良中です。
仕様を変更した後、写真を追加します。

どうして自作を推奨するのか

ここまで自作をしやすい形でDIYキットを数パターン用意して、最大限のお膳立てするその理由は

世の中に「自作失敗例」が多いからです。

日々使うトイレが快適でないというのはQOL(クオリティオブライフ)がだだ下がりするんです。

我が家も失敗経験ありで、もう、毎日夫婦で揉めておりました。トイレが直接的な原因ではないにせよ、それが知らず知らずに家庭内幸福度を落とし、心が狭くなりちょっとしたことでイライラに繋がるんです。

コンポストトイレに魅力を感じているけど価格面でハードルを感じる人が
「ちゃんと」自作できるように。

核となる部分だけは僕から購入してもらって、あとはセルフビルドする。

それが価格面のハードルを下げることにもなり、快適なトイレを作ることにも繋がるのかなーと思います。

だから、RELIFEはパーツ売りに力を入れます。

ターゲット層

あんまり「ターゲット」という言葉は使いたくないし、正直なところ欲しい人が買ってくれればいいと思っていますが一応定義しておきます。

  1. 田舎暮らしをしている(これからする)人
  2. ナチュラル系・オーガニック系の店舗
  3. 行政の防災用として
  4. 野外イベントへのレンタル貸し出し

がメインのターゲットとなってくると予想しています。

特に、2の店舗への売り込みは重視したいと思っていて店舗様割引とかも考え中。

「口コミ」って言いますけどこのトイレばかりは実際使っていただいたときの感動を味わっていただくのがいちばんの宣伝だと思っています。だから、relifeを導入してくれる店舗様には特別価格でご提供したいと思っています。

ちなみにコンポストトイレでも飲食店・宿泊業許可は取得できました(※あくまで和歌山県新宮市の場合)

コンポストトイレでも宿泊/飲食の許可は取れるぞ!

2018.02.15

これから店舗を作る方も浄化槽に数百万投資するくらいならコンポストトイレを男女用2台置くだけで安く済みますよ!

まとめ

というわけでコンポストトイレrelifeのコンセプトでした。DIYキットばかりをPRしましたが完成品は10万円(+税)での販売となります。

以下のサイトからご注文いただけます。よろしくお願いいたします。

offgrid.fun