コンポストトイレRELIFEの構造を解説します!

こんにちはモーリーです。

昨日はコンポストトイレRELIFEの開発コンセプトについて記事を書きましたが今日はRELIFEの構造を解説します。

コンポストトイレRELIFEの開発コンセプト

※使用した画像の中に過去の「試作品」のものも含まれますので本品と仕様が異なる構造が写り込んでいることがありますがご了承くださいませ

全体の構造

①構造の概要

全体の概要としては下図のように、

  1. 便座
  2. 大小セパレーター
  3. 自然にカエル
  4. 土台となる箱(タンク)

といった感じで構成されています。

これに、ラチェット攪拌棒とホースが付属します。

構造はとってもシンプルです。

②重さとサイズ

サイズは下の図の通りで幅410奥行き616高さ約574mmです。

普通のトイレより座面が若干高いです。一般的な座面高が38~42cm。

それに対してrelifeは54cm。その差は12〜16cm。それくらいの踏み台があると、普通のトイレと同じような感覚で足が地面に接地します(踏み台は付属しません)。

また、攪拌ハンドル分横にちょこっと60mmほど幅をとります。棒の長さは750mmです。

全体の重さは約27キロです。分解すると土台の箱部分は15キロくらいになります。

大便と小便の行き先

土台となる箱の中に「自然にカエル」と10Lタンクが収まります。

大小セパレーターの先っぽがジョロになっていますのでホース(内径13~14mm)を繋げておしっこを直接外に流したり排水溝に接続するとメンテナンスフリーとなり便利です。

前の穴がおしっこ、後ろの穴がうんこというように分かれます。

うしろの穴に落ちたうんこは「自然にカエル」の中の基材の上へポトッ。

そこで中身を攪拌します。うんこが基材に包み込まれたとき、匂いはほとんどなくなります。

10回くらいまわすと書いていますが実際には20回くらいがベストです。

座ったまま攪拌できるようにラチェットレンチと丸棒を組み合わせています。

尿タンクの「受け」にはじょうごを設置。

便座を閉めるとオートマチックにタンクに直結するっていうわけ!(アタマいい!)

細部について

①便座

便座と、土台のボックスは4スミで「ぱっちん金具」で固定されています。

メンテナンス等に必要な時はこのぱっちんを外します。

前二つのぱっちん金具のロックを外すと便座の前方部分をカパッと開けれます。

前方のみが開いた図。

前方が開くと、おしっこタンクや自然にカエルが取り出せます。

メンテナンス方法についてはまた次回の記事にて詳細をまとめたいと思います。

また、便座は二段階で開く仕様になっていて、普通に用を足すときは1枚目を開きます。

もう一段階便座を開くと下の写真のようになります。

これで大小分離便器が簡単に取り出すことができて、丸洗いできます。黄ばんだり、便の飛沫が付着するので一番洗う頻度が多い場所です。このメンテナンスはかなり簡単です。

②ラチェットハンドルの構造

ラチェットハンドルは下の写真のように構成されています。

一番下のソケットと、自然にカエルの攪拌棒を回転させるボルトを溶接して特殊なパーツを作っています。


※こちらの部分、構造が不十分でした。現在改良中です。
仕様を変更した後、写真を追加します。

そうして「自然にカエル」は以下の状態になります。

この状態の自然にカエルに、外側からラチェットハンドル(+延長棒)を差し込むのです。

上から見てカチッとはまったか確認。この作業はちょっと難しくて「慣れ」が必要かも。慣れれば簡単です。

これで、ラチェットハンドルがセットできました。

まとめ

というのがコンポストトイレRELIFEの基本的な構造です。

木造で製作しているので、カスタマイズが自由です。

たとえば…

  • 横に穴を開けてホースを外に出す。それによって尿のあと始末がフリーに!
  • 内側にコタツヒーターを取り付ける。冬季の内部温度を高く保つことで微生物の動きが活発になり発酵が良好になる。
  • 穴を開けて換気ファンを取り付ける。臭気を強制的に外に出すことで万が一の悪臭にも対応できる。

などなど、ご自分でカスタマイズできるのもRELIFEの魅力ですー!

※くれぐれもご自身の責任の下でカスタマイズは行ってくださいね。

僕が考えてるよりももっといいアイデアが生まれるんだろうなぁ。楽しみです!

RELIFEはユーザーの皆様と一緒にブラッシュアップしていけたらと思っています。