タイトルは村上春樹インタビュー本のパクリ。
さて、タイトルにあるように最近の僕は毎朝神社を拝むようにしています。
というか、時間さえ許せば掃除している。ポケットにたまたまお金があればお賽銭を入れる。
近所に立派な木の神社があるんです。
でもそこは住民から全く大切にされてなくて、いつも荒れている。
だから僕は葉っぱを掻いてせめて階段と本殿の前は綺麗にしている。
パンパンと手を二回叩いてお辞儀をする。
手を合わせて自分が生きていること、こうやって神様の前で拝めていることに感謝する。
家族の幸せを思う。お客さんが無事にうちの店に辿り着けるよう願う。
最後に、ご神木の前で気功体操?みたいなのをする。
京都で「チャクラ」の概念を教えてくれた、ナラさんに教わった方法で。
木のエネルギーを取り込んで、深呼吸して、地面に吐き出す。
それを気がすむまで行う。
ぼくが神社に拝むようになったのはある人と出会ってから。
後藤めぐみさん。関東でカヌー教室を営んでいます。
なんと今年で20周年だそう。おめでとうございます、ってかすごすぎるー!
ぼくは一瞬で彼女の大ファンになりました。
彼女には、自然と常に接している者の、強さ、優しさ、そしてそぎ落とされたシンプルさがありました。
彼女はきっと「チャクラがあいているだろう」と思いました。
そうして、ぼくはどうしてもそのことを伝えたくなってしまって、
チャクラの概念を説明し、後藤さんはきっとチャクラがあいてます、一緒にいるだけで気分がいいのです、ということを伝えました。
ちなみにチャクラっていうのは人間の各部位に7つあって、ぼくはそれを宇宙と繋がるチャンネルのようなものだと勝手に理解しております。多分詳しい方に言わせたら全然違う!と怒られそうですが。
これがあいていればあいているほど、宇宙やネイチャーと繋がっている、ということ。
チャクラがあいている人は執着がなく、穏やかで、その場にいるだけで周囲もリラックスしてしまう。
それはまるで植物のように。
ということを説明すると後藤さんは
「私にとっては神社に拝むことが、チャクラを開ける行為なんですよ。」
と言いました。
「人生で悪い流れの時ってあるでしょう。スピード違反で捕まったり、駐車場で車ぶつけたり、悪いことが重なって起きる。そういう時、私は神社に行って『調整』するの。」
でもどんな神社でもいいわけではないと後藤さんは言いました。
全く合わない神社も中にはあるそうです。そういう風に感覚が研ぎ澄まされているのも常に自然と向き合っているからなんでしょう。後藤さんの話はとても説得力がありました。
それからというもの、僕は毎日神社を拝むようになりました。
僕はまだまだ未熟で欲深くて卑劣な人間です。だからチャクラを常に開けられるような人間じゃない。
でもせめて、朝の一瞬だけでも、ひとつだけチャクラを開けることができたら。
そう思って、毎朝犬の散歩がてら、神社に立ち寄ってちょっとした儀式を行っているのです。
いい人間になれるかなぁ〜。