「廃棄食材カフェ」をやっていた僕がフードロスの利用方法を教えます

こんにちは。本日は紀伊半島は台風です。

朝から暇なので、自分の過去を振り返って、自分の経験を誰かの役に立つ形でまとめたいと思います。

廃棄食材とは

世界では日々、大量に「まだ食べれる」食品が捨てられています。

コンビニ弁当や飲食店の食材、家庭で出る食品ロス…。

その量は世界の飢餓問題を解決してしまうほどです。

政府広報によれば、日本では年間1900万トンの食品廃棄物が出ており、これは世界の7000万人が1年間食べていける量だという。民間の調査では、2700万トンという報告もある。そのうち、まだ食べられるのに捨てられてしまうもの、いわゆる「食品ロス」が500万トンから900万トンもあるといわれている。

引用;HEALTH PRESS

僕はこの「一方では食料を捨て、一方では栄養不足で餓死」という構造を本当に変えたくて、学生時代に行動を起こしました。

今思えば若気の至りでしたが、あの時は本当に自分が世界を変えるんだ、というつもりでやっていました。

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廃棄食材をなくす取り組み

フードバンクという活動があります。アメリカで始まり、いま日本各地に広がっています。

フードバンクとは、一方に余っている食べ物があり、
他方で食べ物に困っている人がいて、
それをつなぐ活動(食べ物の仲人役)なのです。
余っている食べ物を持っている支援者の方と、
食べ物を必要としている受益者の方とをつなぐ役割をはたします。

日本で代表的なフードバンク団体といえばセカンドハーベストジャパン(2HJ)。

食品製造メーカーや農家、個人などから、まだ十分食べられるにも関わらず様々な理由で廃棄される運命にある食品を引き取り、それらを児童養護施設の子どもたちやDV被害者のためのシェルター、さらに路上生活を強いられている人たちなどの元に届ける活動を行っているそうです。

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他にも、セカンドハーベスト名古屋フードバンク関西フードバンク東北AGAINなどなど、全国にフードバンク団体が存在します。

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廃棄食材カフェと0円八百屋

学生時代に僕がやっていたのは廃棄食材カフェ。

日々廃棄される食材をもらってきて、それらを調理してビュッフェ形式で提供しました。

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毎日こんな量の野菜がもらえます。

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学生時代の仲間と料理してました。

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毎日40名くらいのお客さんがランチしに来てました。110名を超えたときも。

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また、311の震災後は仙台に移り住み、仙台でも廃棄食材をもらってきて避難所に配るという活動をしていました。

「0円八百屋」と言って活動してました。

いやーこれはちょっと衝撃というか、怒りを覚える出来事だったんですけど、震災後の5月に仙台の卸売市場に行ったら大量に野菜が廃棄されてるわけですよ。

災害後に「食料不足!」となっても、卸売市場のゴミ箱を漁ればそこにはたくさん食べれる野菜があるわけです。

これは、卸売市場の方々を非難しているわけでは全くなくて、もう、社会システムとしてこうなってるんですよね。「しょうがない」と言って諦めたら何も社会は変わらないんだけど、やむを得ない部分なのかなと。

でも、それをみんなが知らないから、活用もされてないのかなと思います。

少しの努力で廃棄食材(タダの食材)にアクセスできるなら、それを利用したい人はいっぱいいるはず。

次項では廃棄食材へのアクセスについて説明します。

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廃棄食材はどこでもらえる?

①農家さんから(規格外野菜)

僕がまず最初に廃棄食材活動を始めたのは当時通い続けた農家さんの廃棄野菜を見たことがきっかけでした。

規格外で売れない、というほか「たくさん作ったけど思ったほど買い手がつかなかった」というケースもあり。これはもったいない。ということで農家さんからいただいた野菜を路上で売るという活動から始まりました。

その活動は紆余曲折を経て京大のサークル「でこべじカフェ」に繋がったそうです(僕はそこんとこよく知りませんが)。

②卸売市場

僕は食料廃棄の実態を調べるために学生時代、卸売市場でバイトしてました。

くそ寒い時期に早朝3時起きで出勤する日々。辛い思い出として記憶に刻まれていますが、あの時期があったからいまの自分があると思うと込み上げてくるものがあります。

そこで卸売市場のシステムについて知ったのですが、まあここでは詳しい説明は置いておいて、
とりあえず廃棄をもらえるとしたら仲買(なかがい)さんと呼ばれる業者さんです。

大きな卸売市場では青果、鮮魚、塩干など部門ごとに20件以上の仲買さんが卸売市場内に入っています。中央から「せり」などで卸してきてスーパーや八百屋のバイヤーさんなどに小売するというポジションにあるのが仲買さん。

そこを、一軒一軒訪ね歩くのです。門前払されるところがほとんどですが、中には面白がってくれる人もいます。

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上の写真は冷蔵倉庫の中にあった「ほんの少し傷んだかぼちゃ」を大量放出してくれた業者さん。

「廃棄するにもお金がかかる」ので業者さんにとってもタダで引き取ってくれる人がいるというのはお互い好都合だったのです。

③食品メーカー

廃棄食材カフェをやっていたとき、ラジオ出演などもさせてもらったのですが、そのラジオを聴いたリスナーの方が食品メーカーの社長さんで「うちの在庫を使ってほしい」と冷凍食品を大量にいただいたことがありました。

食品メーカーさんは卸売市場とは違って、冷凍や冷蔵で保存がきくので日常的にはロスがでません。

食品メーカーがロスを出してしまうのは3分の1ルールと呼ばれる習慣のために賞味期限内でも廃棄が出てしまったり、また商品ラベルのデザインの変更で在庫商品の商品価値がなくなってしまう、などなど。

でも、ロスが出るタイミングはわからないので「いつか出た時にはください」と声をかけておくのです。

そうして先日送っていただいた冷凍惣菜がこちら。

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この食品がロスになってしまった原因は「冷凍庫の温度管理のミスで、いちど半解凍されて食品どうしが袋の中でくっついてしまい、商品にならなくなった」ということでした。

いろんな理由でフードロスは出るのですね。

廃棄食材で社会貢献を

このように、廃棄食材へのアクセスは少しの努力と工夫があれば可能です。

食べられるはずのものが捨てられるのは本当にもったいないことです。

今回、昔の僕と同じような思いを抱いている人に具体的なノウハウをお伝えして、フードロス削減につながればと思いました。

できればそのフードロスが社会貢献に使用されることを願っています。

ぼくも、先日送っていただいた冷凍食品のフードロスを使ってチャリティーパーティーでもしようかなと計画しているところです。

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