いやはや、興奮冷めやらぬ。僕の夢がひとつ消えました、とってもいい意味で。
こんにちは、ecoにバカなモーリーです。今日はecoなのにカップラーメンの話題ですよ。
これで世界平和が訪れるかもしれません。
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カップラーメン誕生秘話
今やカップラーメンといえば不健康の象徴みたいな位置付けでありますが、それはカップラーメン開発者の安藤百福さんからしたらとても残念な現象だと言えます。
百福さんは、戦後の日本でなんとか食料をみんなに届けたいという思いでカップラーメンを開発しました。
食糧不足は第二次世界大戦後の日本で大きな問題になりました。安藤氏は、この時代のもっとも喫緊の課題が飢餓だと考えました。彼は「すべての人に十分な食料があれば、世界に平和が訪れる」と考えました。安藤氏は日本ですべての人に食料をいきわたらせたいと考えたのです。
開発者の願いは元来、飢餓を解決したいという平和の為のものだったのです。
もちろん災害時などはその本来の願い通りの機能を発揮しますが、日常的には「食べたら毒」と一般的に認識されていると思います。
それは、あまりにも悲しすぎます。
NISSINに本気で就職したかった
何を隠そうぼくは安藤百福さんを人類で一番リスペクトしてるんですよ。カップラーメンの開発に込められた願いに共感しまくり。でも、今の時代は「腹を満たせばいい」っていうもんじゃなくなってきています。
緊急事態の時でも「健康面」が重視されてきます。被災地で救援物資を配り続けて、リアルに体感したことです。
安藤百福さんの「すべての人に十分な食料があれば、世界に平和が訪れる」という思いに「健康」をプラスしたのが僕の願いです。
「一年365日毎日食べても健康でいられるカップラーメンが作りたい」
そんなカップラーメンを作ることが僕の人生の夢であり、そのために本気でいつかNISSINに就職したいと考えていました。
ですが今回、僕のこの夢が消えました!すでに理想のカップラーメンは世の中にあったのです。
ベジカップしょうゆラーメンがすごい
桜井食品さんの「ベジカップしょうゆラーメン」。ここのスゴイところは3つあって、
- 動物性原料不使用
- 化学調味料無添加
- 容器がエコ
順に見ていきます。
動物性原料不使用
ベジカップしょうゆラーメンは肉や魚などの動物性原料を使用していません。出汁(だし)にさえも、です。それでも昆布や椎茸の旨味がしっかりきいてるので、何も知らずに食べると「ベジ」なのかわからないくらい普通に美味しい。ベジタリアンにも出すことができて、肉食の人も満足な味。
そして原料にもこだわっていて、麺は「岩手県産小麦粉を主原料に、北海道産の馬鈴薯でん粉を加えた」ものだそうです。国産は嬉しいですね。
化学調味料無添加
原料はこちら。
油揚げめん[小麦粉、植物油脂(パーム油、ごま油)、馬鈴薯でん粉、小麦たん白、食塩]
スープ[食塩、粉末しょうゆ、砂糖、酵母エキス、粉末みそ、ごま、野菜エキス、発酵調味料、椎茸パウダー、香辛料、ピーナッツパウダー、アーモンドパウダー、ねぎ、椎茸エキス、麦芽エキス、ごま油、昆布パウダー、メンマパウダー]
かやく[キャベツ、コーン、わかめ、ごま、人参、ねぎ]
怪しい物は入ってないようです。でも無添加って謳っていないのはこの中の何かが添加物とされているものなのでしょう。人工化学物質は入ってないし無添加と言ってもよさそうですけどね。
容器がエコ
従来のカップラーメンの容器はお湯で溶け出す危険性が指摘されていました(参考)。こちらのカップは植物性由来の「バガスカップ」です。バガスとはサトウキビを搾汁した後の芯(繊維分)を利用して成型加工したもの。有害物質が溶け出すことなく、さらに使い終わったら燃やしても空気を汚さない。
原料のみならず容器にまでこだわるところがもう最高です。
食べてみた
実際にこのカップ麺を食べてみました。
蓋を開けたところ。スープとかやくの袋が入っています。
スープとかやくを先に入れます。
お湯をそそいで3分待つ。
3分後!
かやくがなんか上品!
たいていカップラーメンのかやくって「コレって食べ物なのか?」と疑いたくなるような物が入ってますが、このラーメンのかやくは野菜がそのまんま。
食べてみたらまあ美味い。まず麺が美味しいし、スープもあっさりしていて最後まで飲み干しちゃいました。これはリピート決定です。お湯だけでこんなにも美味しくて無害なラーメンが食べれるなんて自炊する気がなくなっちまう。最後に出たカップのゴミは燃やせるし、ゴミ箱行きのゴミはほんの少量でした。これも嬉しい点です。
どこで買えるのか
Amazonでポチッと購入することができます。一個240円。普通のカップ麺よりは高いです。僕は卸し業者さんからケースで購入しているので幾分安く入手しています。ゲストハウスikkyuに直接来てくれたら販売もしますよ〜。
我が家も災害備蓄用に余分に買いだめしておこうと思います。