どうも淡路島からお伝えしておりますモーリーです。海沿いの車中泊サイコーや!
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昨日はかねてからずーっと会いたかった人に会ってきました。
カエルおじさんこと、城川さん。
城川さんは手回し攪拌式の家庭ゴミコンポスト「自然にカエル」の開発者です。
家庭ゴミコンポストとしてはもちろんなんですが、これを改造して「コンポストトイレ」として愛用する人が増えています。手を汚さずに内容物を攪拌できるというのは画期的なのです!
なにを隠そうゲストハウスikkyuのトイレ(写真のやつ)もこの「自然にカエル」を改造してつくったもの。自然にカエル開発者なんてもう、神として崇めるレベルです。
そんなカエルおじさんこと、自然にカエル生みの親、城川さんと感動のご対面!記念すべき日となりました。
僕とカエルおじさんがどんなお話をしてきたかを今日はご紹介します!
カエルおじさんの開発経緯
城川さんは58歳で会社を退職し、「何か面白いことをやりたい」と思ってこの家庭用コンポストの開発に着手したそうです。
開発には試作に試作を重ね、1年の年月と数千万の投資をされたそうです。平成11年からこの商品を世に送り出し、最盛期は年間3000台も販売をしてきました。
ちなみにこの商品は、外注先で成型されたパーツ品を自社工場で成形品のチェック~組立・完成品までを一貫して行う事で品質管理を徹底しているそうです。
パーツごとに手作業で組み立てて作っているのに分解してすみません!
と申し訳なく思ったりします…
城川さんは御歳76。
3年前にこの商品の販売権を付き合いのあった㍿後藤さんに譲り、ご自身は引退するつもりだったご様子。
そんなところに和歌山から僕がひょっこり現れ、城川さん自身がやり残したプロジェクトをまた思い出すことになります…。
トイレの開発はカエルおじさんの夢
城川さんは「自然にカエル」を使って犬の糞の分解実験もしていました。
また、陶器や断熱素材を試作して、自然にカエルをトイレに応用する実験も重ねていたそうです。
でも、どうしてこれが商品化に至らなかったかというと
「自然にカエルは家庭用コンポスト。台所に置くものです。それが『うんちも分解できますよ』というのはちょっとイメージが悪い。自然にカエルとは切り離した商品をつくる必要があった」
ということでした。
新商品となると、また新たに金型を作ったりかなりの投資とエネルギーを要するので志半ばで諦めたという経緯があったそうです。
そう、トイレ作りはカエルおじさんの長年の夢。
そんなときに自然にカエルをトイレに応用している青年をテレビで見かけます。僕です。
なんと城川さんの方から僕にコンタクトしてくれて今回お会いすることになりました。テレビがつないだご縁!
トイレにアツくなるカエルおじさん
今回僕が作って持ってきたトイレをお見せしました。(写真はikkyuで撮影したもの)
DIYが嫌いなりに頑張ってつくりました。ヤスリすぎて焦げてるのはご愛嬌。
自然にカエルに、海外から取り寄せた大小分離アタッチメントをつけたものです。
自然にカエルを覆う「ガワ」は和歌山の桶職人さんに依頼してコラボ。
いろいろとダメ出しもされつつも、カエルおじさんはこのトイレに下を巻き、
「これはいいね!」と商品化に全面的に賛成してくれました!そしていろんなアドバイスをいただきました。
今回同席してくださった㍿後藤さんにも「よくしてやってやれ」的なことを言っていただき、トイレ開発にかなり追い風が吹いた感じがしました。
乞うご期待
今回カエルおじさんこと城川さんと会って、かなり具体的にビジョンが明確になりました。
僕自身がかなりワクワクしてますし、城川さんも果たせなかった夢を思い出してアツくなっていたように思います。
これからもどうぞよろしくな感じがビシビシしてました。熊野に戻ったら製作に没頭します。トイレ作って欲しい!っていう方は連絡ください。10台試作を作る予定なので、赤字が出ない程度の格安でお譲りします(とはいえ5万円前後にはなるかな〜)。やっぱり「誰かのために作る」っていうのがいちばんのモチベーションになるのです。