【移住促進】移住を決めるにあたって重要な要素について考えてみた

こんにちはモーリーです。今日はコラム的なライト記事を。

いまぼくらは和歌山の田舎に暮らしていて、田舎暮らし6年目に突入しました。

5年住みましたが「ここじゃないな」という違和感が次第に大きくなって和歌山を出ることを決意しました。

で、次なる移住地は石川に決めました。理由は色々あるんですが(別の記事で語ります)、いちばんは妻の実家が新潟で、「ある程度」実家に近い場所がやっぱりいいなと思ったからです、子育てという観点で。

それで先日石川に移住下見の旅に行ったんです。3地域を見て回ったんですが、その地域の魅力っていうのももちろん大事なんだけどそれ以上に受け入れ態勢ってすごく重要だな、と感じました。

つまり地域の魅力云々よりも「この地域は移住者の受け入れを頑張ってる!」という印象で結構人はコロリとなびいてしまうってことです。

まず、

●紹介してもらえる空き家の数

これは結構重要。現地のコーディネーター(あるいは不動産屋)が頑張ってくれているほど、たくさんの空き家リストが閲覧できるものです。最初からピンとくる物件が見つからなくても、「待っていればきっといい物件があがるだろう」と思わせてくれることって非常に大事だなと。

そのバロメーターとして今現在閲覧できる「空き家バンク」に何件の物件が掲載されているか、というのが大きな指標になってきそうです。空き家登録数が多いところは「この町なら(待っていれば)いい物件見つかりそう」と思えるからです。

あと

●一時的に仮入居できる家があるどうか

これ見落とされがちですが結構重要です。移住一発目から理想の家なんて見つかることは滅多にないし(そう思ったとしても大抵は勘違い)、移住したての時期なんて熱が沸いて正常な判断もできないわけで。一旦クールダウンするために、それから子育て世代の繋がりを作るために、といった理由から一旦市町村が提供している「定住促進物件」みたいな団地に入居するのがおすすめだし僕の場合はそうしたい。提供者は行政でも民間でもいいんですけど、安い家賃で修繕の必要もなくて仮住まいとして暮らせる家があるかどうか、これは結構大事な要素なんじゃないかと。そしてそれが安いに越したことはないです、はい。

それから何と言っても

●補助金の額

これはもう…補助金はかなり明暗を分けます。

起業する際に補助金を出しますよ!というのはもうどこの自治体もやってることです。大事なのはやっぱりその額です。200万なのか、100万なのか。100%なのか、50%なのか。やりたいことやるために移住する人が多いので、多くの人は起業志向です。移住者獲得に本気の自治体はこの起業補助金に本気を出してください。

逆に言えば「うちは求人案件多いですよ!」みたいな方向性は頑張らなくても大丈夫です。移住してまで雇われたい人ってあんまりいないんじゃないかなぁ。

ちなみに僕なんかは石川の海沿いに暮らせたらだいたいどこでもokなので補助金の額でほぼ決めちゃいますね。物件取得補助金なんかもかなり重要ですね。

●コワーキングスペース(ハブ)の有無


画像引用;コワーキングスペース下北山biyori

これは僕が個人的にすごく重要視しているところで

・面白い人がこの町にどのくらいいるのか
・そういう人たちが集う場所がすでにあるのかどうか

これはかなり僕の中で重要です。なぜなら「仲間がいない」っていうのはね、最初は耐えれるんだけど何年もそんな状態が続くとだんだん疲弊します。転出の理由に大いになり得る。「仲間」と呼べる存在って案外重要だしつくるの難しい。だからこういう場所がもともとあって、仲間づくりのハードルが低いというのはかなり大きいです。

「コワーキングスペース」という形じゃなくても、居酒屋でもなんでもいいので面白い人たちが集まるハブのような場所があればいいなぁと感じます。

●移住担当協力隊(職員)の熱意

最後に言いたいのはこれ。向こうが熱意を持って、ぜひ来てくださいとラブコールしてくれるかどうか。そんなの関係ないと今まで思ってましたが…いざ移住を検討し始めるとこの点が意外と重要なファクターになり得るんですよね。移住担当をしている協力隊の方なんかがいたらぜひ熱心にアフターフォローを大事にしてみてください。

よそから来た協力隊の若者が幸せそうかどうか、って結構重要なバロメーターだと思う。んで、その担当の人が「ぜひ来てください、いい町ですよ!」と自信を持ってうざいくらいに誘ってくるなら「本当にいい町なんだろうな」って気になります。説得力があるといいますか。そういう人のラブコールってクラっとくるんだよなぁ。逆にくすぶってる感じってそれ以上に相手に伝わりやすいから注意ね。

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地域おこし協力隊として移住を受け入れる側だった僕が、こんどは自らが移住する側になって、

新たに見えてくる視点というか、そういうの面白いですね。あー、こういうところが重要だったんだ、って。僕らは移住までまだ時間があるので、もう少し石川県内でいくつかのエリアを比べてみたいと思っています。

ただ、ぶっちゃけ七尾市の創業補助金200万円(100%)っていうのがもう破壊力ありすぎて、それをもらいたいがために七尾に決めてしまいそうですw 石川は自治体によって移住制度が全然違うので比較するのがとっても面白いです。そのあたりの比較記事も今度書いてみたいと思います。

 

では、今日はこのへんで。サクッとライトな記事に仕上げるつもりが2000文字超えたw

お付き合いありがとうございました。