「見えている世界なんて5%。見えない部分が95%もある。」
と教えてくれたのは京都でBARをやっていたときの常連さんのナラさん。
ナラさんは不思議な能力を持っている方です。ここでは詳しく書きませんが…
ぼくは当時眉に唾をつけてナラさんの話すことに耳を傾けていましたが、4年の時を超えて僕はナラさんの言ってたことがじんわりじんわりと理解できてきたような気がします。
それで、ここ最近、また「見えない世界」を大切にする女性とお会いする機会がありました。
和歌山県有田川町のカフェgekkoのココさん。この金髪の女性。
ikkyuに泊まりに来てくれたのがほんの2週間前。
そうとは思えないほど、なんだか濃い〜お付き合いをさせていただいています。
なんと僕は息子さんと同じ年齢だそうで、それもあってでしょうか、僕のことをとても可愛がってくれていると感じます。こんなペーペーな僕にいろんなこと教えていただいて、とてもありがたい…!
ぼくはココさんの生き方、考え方など全てに影響を受けそうです、今後とも。
いちばん「真似したいなあ」と思ったのが神様に手を合わすということ。
当時荒れ放題だったうちのゲストハウスの「神様」を見つけるや、手を合わせてお祈りを捧げ始めたココさん。
小声で祈りを捧げている横で僕も手を合わせていましたが、この場所で僕が住まわせてもらっていることへの感謝とか、見守ってくださいといったことを奏上していました。
「ちゃんと掃除して、毎日水を取り替えなさい。」
ぼくはそれまで神様を荒らしていたことをすごく恥ずかしいことに感じ、そして反省しました。
そして単純にこういうことって「いいなあ」って思ったのです。
感謝とか祈りを伝える対象があること。そして見守られていると感じられること…。
それからは僕もココさんに見習って神様を大事にするようになりました。
前から続けている、毎朝の日課の神社へのお参りも、
以前よりもっと感謝を込めて、そして「誰かのため」を思って手を合わすようになりました。
なんだか調子がいいですよ。
こうやって「ありがとう」と言える対象がはっきりすると、もうね、自然と言っちゃうんですよ。
「ありがとうございます」って。家族が今日も元気です、ありがとうございます。って。
そう言える対象がなかったから、言葉にする機会がなかったから、これまで家族を大切にできない自分がいたのかもしれない。
いまはめちゃめちゃ家族love!
家族のことだけじゃなく。
いろんなことが本当は「有難い」ことなんですよね。
こうやって生きていること、そしてこの場所に住まわせてもらっていること。
三度の飯が食えること。ぜーんぶ、感謝すべきことです。
それが素直に「ありがたいなあ」って思えるようになってきました。
ココさんと出会ってまだ2週間だけど、たったこれだけの期間でこんなにぼくの心の持ちようが変わりました。
ココさんには本当に感謝です。そしてこれからもたくさん学ばせてくださいね。