こんにちはー。熊野古道近くでオフグリッドなゲストハウスをやってますモーリーです。
関東からの宿泊お客さんに「こっちは暑いでしょう」と聞くと「いえいえ、東京ほどじゃないですよ」と言われました。特に、朝晩はこっちはちゃんとクールダウンするんですが都会のコンクリートジャングルですと夜になっても気温が下がらないんですって。
だからみんながどんどんエアコンを動かして、更に温暖化が進む。温暖化が進んだ分もっとエアコンの設定温度を下げて、更に…
温暖化の無限ループです。
そういった意味でも、都会から地方への移住促進っていうのは環境問題を解決する一つの答えかもしれないなぁなんてことを昨日思いました。とりあえず移住しましょーよ、ねぇ。都会の皆さん。
さて今日もオフグリッドの話題です。
今日はおすすめのエコ家電のお話。このテーマは「オフグリッドは憧れてるけど実現するのはまだまだ先だなぁ」という人にとってはまだピンと来ないテーマかもしれませんが、むしろそう人にこそ、読んでほしい。
なぜならいつか家電を買い換えるタイミングが来るでしょう、そのときベストチョイスができるよう今のうちからオフグリッドに適した家電を知識として知っておいてほしいから。
今回は「ドライヤー」。
もしいつかドライヤーが壊れたとき、買い換えるなら今日ぼくがオススメするものをどうぞご検討下さいまし!
オフグリッドで諦めがちなドライヤー
知人でオフグリッド生活をしている人に聞いても、ドライヤーは晴れた日の日中にしか使用しないわ〜っていう人とか、そもそもドライヤーを諦めてる人とかが多い。
ドライヤーの一般的な消費電力は1200Wと言われています。それを例えば10分動かすと200Whの消費。さらに、直流12Vを交流100Vに変換して使用するのでその分もロスが出ますね。200Whの消費は結構デカイです。まあ確かに夜間には使いたくないし、翌日が雨とかだと電力を逼迫させる原因になるでしょう。だから晴れた日の昼間しか使わない。そうなる気持ちもわかります。
しかーし!
そんなこと解決しちゃうドライヤーがあるんです。消費電力は約半分、でもパワーはじゅうぶん。
それがこちらのハピネス社の「エコドライヤー アラシアル」。
お値段もエコなのが嬉しい♪
熱風の温度を低くすることで実現した省エネ
ドライヤーの技術革命!と謳っていますが、「熱風の温度低くしただけじゃん!!」とツッコミたくなるのはぼくだけでしょうか。技術革命は大げさです。
でも確かに、熱すぎてずっと同じ箇所に当ててられない従来のドライヤーは、あんなに熱は必要なのだろうか?上の画像を見ると、従来のドライヤーの熱よりほんの2,30度低いだけ。使用した感じも「あ、ちょっとぬるいかな」とは思うけど十分実用の範囲内。
使用方法
「今までのドライヤーは温度が高いため、ドライヤーを振りながらかけていました。」
ECOドライヤーのかけ方は!
「ECOドライヤーは設定温度が低いため絶対にドライヤーは振らないでください。」
「通常よりも髪とドライヤーの距離を短くしてください。」
なんかそこまで言わなくてもいいのに…よっぽど自信がないのか、クレームが多かったのか。僕が使用した感じとしては、いわゆる「普通の」ドライヤーと変わらず振りながらかけることができましたよ。もっと自信もってくださいハピネスさん!
実際の使用感
僕が使用した感じとしては、すごく大満足です。確かに、風の温度は低い。でもちゃんと「熱風」と呼べる範囲だし、乾きます。面白いのが、熱が低い分、風量が多いという点。風量だけで言えばハイパワーなドライヤーと同じレベルかそれ以上です。なので、温度は低いけどトータルでは乾くまでの時間はそこまで変わらない。
いや、そこまで変わらないというのは期待を持たせすぎる表現ですね。やっぱりもう少し乾くまでの時間は必要になってきます。
でもオフグリッドにおいて、ドライヤーで髪を「完全に」乾かす必要ってないと思うんです。8割がた乾いたら「あとの2割は自然乾燥で♪」くらいのマインドで行ったらいいんじゃないでしょうか。これは「我慢」じゃなくて地球と自分の「ちょうどいい距離感」だと思うんです。ここまでは電気の力を借りて地球に負荷をかけることもあるかもしれないけど、この先は自分で頑張るよっていう。
まあ実際にゲストハウスで採用して、お客さんに使用していただいているのですが、コレ普通に髪乾きますよ。そして電力不足も今のところ大丈夫。僕はこの買い物、結構満足してますよ。