ソーラー発電”アンチ”な人に知ってほしい、ecoすぎる真実〜パネルの劣化率編

ソーラーパネルの”寿命”ってどのくらいだと認識していますか?

特にソーラーアンチの方は「17年」という数字が思い浮かぶのではないでしょうか。

この17年というのは法定耐用年数であって減価償却の期間を設定するために設けられた数値。17年でパタリと発電をやめるわけではありません。

実際の劣化率は0.25〜0.5%/年くらい。

各団体の発表している「発電量の低下」のデータ
データ元 発電量の劣化(年間)
NTTファシリティーズ*1 0.25~0.5%
水産庁*2 0.5%
調達価格等検討委員会(経済産業省)*3 0.27%
京セラ佐倉ソーラーセンター*4 0.38%

出典;ソーラーパートナーズ

30年以上運用されている京セラ佐倉ソーラーセンターという発電所は25年の運用で9.6%の出力低下があったそうです。

30年前の技術でこれだから、今はもっと劣化率は低くなっていると予測されます。

そういうわけで「Blog自給知足が面白い」のわたなべあきひこさんが言うように、

我々がみんな死んでしまった100年後であっても、いま100W出力してくれている太陽光発電パネルは、100年後も70Wも発電してくれるのです。だから物理的に壊さない限りリサイクルなんて必要ない

というこの話はすごく的を得ています。

子々孫々の代まで生活に困らないようにと昔の人は未来を思って木を植えました。今を生きる僕たちは未来にソーラーパネルを残すという選択もできますね。だって100Wパネルは200年経っても40Wは発電してくれるんです。

ちなみに今から200年前って言ったら江戸時代です。時代を超えても発電し続けてくれるソーラーパネル、すごくないですか。さらに時代とともに劣化は進むけど省エネ技術も進む。今の時代で100Wを要していた家電が200年後には40Wで動くようになる未来は大いにあり得ると思います。

劣化率<省エネ進歩率

であるなら、いま十分なソーラーパネルを得られれば子や孫は電気に困ることはないという未来は本当に実現できそうです。みんな、家一軒分をまかなうくらいのパネルは各々所有しておこう。子々孫々のためにも。

 

というわけで今回は夢のあるおはなしでした。次回は

アンチおじさん

ソーラーパネルはレアメタルを使っているんだろう!

という疑問に答えていきたいと思います。僕もまだまだ知識不足の分野なので記事作成にあたって色々とアドバイスをいただけると嬉しいです。