こんにちはモーリーです!
最近トイレのことばかり書いていたのでたまにはゲストハウスのことも書きたいと思います。
宿泊業って楽しい!と心から思えるゲストが来てくれました。
オランダから3連泊
怒涛のゴールデンウィークが終わり、その後も宿泊ラッシュがしばらく続きました。
そんなときにオランダから4名で3連泊というゲストが泊まってくれました。
3連泊とはいえ初日と最終日は移動の日なので熊野を観光するのは実質2日間です。
熊野ではどういうプランなの?熊野本宮大社(熊野信仰の総本山みたいなとこ)にも行くの?
と聞くと「本宮大社?なんだいそれは?」という感じだったので
あ、この人たちはノープランで熊野に来たんだな、と察知しました。
熊野は無計画で楽しむにはちょっとハードだよ!
オランダからはるばる来てくれたんだから熊野を楽しんでもらいたいと思って色々とこちらから提案してみました。
熊野古道からの回転寿し
一泊した後の二日目。彼らは熊野古道・大雲取越を歩きました。
僕は古道の入り口の小口という集落まで彼らを送迎。夕方には那智の温泉で待ち合わせしました。
彼らは古道歩きをとてもエンジョイしたようです。
さて、そのあと彼らを那智駅でピックアップして回転寿しに行きました。
彼らにとって初めての体験だったようでかなり盛り上がっていました。
僕のファミリーも途中から合流してみんなで楽しみました。
瀞峡和船ツアー
翌日、三日目。
熊野の、観光地らしい観光地といえば「瀞峡」なんだけどこれをいちばん楽しむ方法は和船に乗ること。
瀞峡巡りといえばジェット船が有名だけど、和船の方が少人数で、ゆっくりで、瀞峡の景色をじっくり間近に堪能できます。
瀞峡(どろきょう)とは吉野熊野国立公園内の奈良県・三重県・和歌山県にまたがる国特別名勝の大峡谷。
その幽水美は古くから世に知られ、太古の自然のままの大峡谷に圧倒されてしまいます。
瀞峡は北山川の上流から奥瀞・下瀞に分かれます。特に下瀞は巨岩・奇石が並び荘厳で美しく、親しみをこめて「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれています。
丸山千枚田
「日本一の棚田の景観」と言われるほど美しい、丸山千枚田。
ちょうど田植えの時期で棚田1340枚のうち、数枚だけ田植えが終わってました。
ここは、かなりアクセスが悪いのでレンタカーを借りない限り、外国人観光客がなかなか来れない場所じゃないかなーと思います。
思いの外すごく喜んでいただけたので連れて行ってよかった!
僕も一緒にまったりとした時間を過ごしました。
熊野本宮大社
熊野に来たら那智の滝と並んで最も「外せない」場所の一つ、熊野本宮大社。
これで熊野三山の3分の2は達成できたね。
川湯
彼らはきっと楽しんでくれるだろうと思って川湯に連れてきました。
川の底から温泉が湧いていますが、川は冷たかったと思います。
川湯でビール!最高の贅沢です。
この日は幸運にも貸切でした。彼らはとてもリラックスして楽しんでいるように見えました。
Yakitori
熊野のオアシス、焼き鳥おかげさん。
お肉好きの彼らにはたまらなかったであろう!
新たな境地
僕はゲストさんとここまで一緒に時間を過ごしたのは初めてで、めちゃくちゃ楽しかった。
どちらかというと英語が苦手なので外国のゲストが来たら逃げるように「あとはご自由に!」で済ませていたんだけど
彼らは僕にもわかりやすい英語で話してくれたし、
というかそもそも彼らにとって英語は母国語ではないのに、
僕が輪に入れるように彼ら同士の会話も英語で話してくれたりした。
ikkyuに予約してくれてやりとりしていたスザンヌが、「今回日本を回った中で熊野が一番よかった、帰りたくない」と言ってくれて僕はつい涙が出そうになってしまった。
彼らは高級な旅館にも泊まったみたいだったけど「ikkyuはカジュアルで、よりリラックスできた」と褒めてくれた。
僕は彼らをもてなすどころか一緒に楽しんだだけなのに、air bnbから「宿泊料◯◯円を振り込みました」という通知が来て、なんだかびっくりしてしまった。
あ、そうだ、僕は仕事だったんだ、と。
初めて「宿泊業って楽しいんだなぁ」としみじみと感じた。
これから来るゲストさんのためにも熊野案内に詳しくなっておこう。
せめて歩いたことない熊野古道を少しだけでも歩こう。
この仕事がますます好きになった体験でした。そう思わせてくれた彼らには感謝しかない。
「オランダにもこいよ!」としきりに言ってくれたので本当に行ってまた話したいと思う。
そのためにも英語をもっと勉強しよう。
そんなことを考えた体験でした。Let’s meet together again!
アイラブゼム pic.twitter.com/HEnvADMys6
— もーりー@トイレ作ってる人 (@yusukemori87) 2018年5月10日