こんにちはモーリーです。今日はコンポストトイレの核となる「自然にカエル」部分の加工についてノウハウをお伝えしますよー!
①「自然にカエル」を固定しよう
前回は土台となる箱の作り方を解説しました。
コンポストトイレrelifeの作り方①土台となる箱を用意しようこの、箱の中に「自然にカエル」という家庭用生ゴミコンポストを設置します。
※RELIFEでは「ラチェット攪拌式」にするためハンドル部分を加工しています。詳しくは後ほど。
それで、外側からラチェットハンドルで攪拌するような感じになるのですが。
ラチェット撹拌テスト。 pic.twitter.com/yv90sax0PJ
— もーりー@トイレ作ってる人 (@yusukemori87) 2018年4月2日
使い続けるうちに、内容物が蓄積してきて抵抗が増すとハンドルが重たくなります。
そうすると、自然にカエルそのものが攪拌に合わせてずりずり、ずりずり、と動いてしまいます。
センターがずれた状態で攪拌をし続けると接続部に負担がかかり、
溶接が最悪の場合取れてしまうという恐れがあります。
こうなると板金屋さんに行って修理してもらわなければなりません。
なので自然にカエルは箱の中でできる限り固定するようにしたいところ。
方法は簡単で、僕はこんな風に固定しています。
びっちりジャストサイズだと出し入れが難しくなるので若干余裕のある感じで固定することをオススメします!少しくらい動くのは大丈夫です。
②穴を精密に開けよう
さて、自然にカエルを固定したら次はラチェットハンドルを接続するための穴を開けましょう。
これは最大の難関ですので集中して作業してください。
ずれた穴を開けてしまうと、ラチェットハンドルを外したり接続したりという日常的な動作にストレスが生じます。ずれすぎると最悪接続できません。
ずれた状態で無理やり接続してハンドルを回し続けると溶接部に負担がかかり、故障の原因にもなります。
また、余裕をもたせすぎて穴を開けてしまうとラチェットハンドルへのエクステンションバーが浮いた状態になり、この状態で攪拌することも接続部への負担となります。
ラチェットハンドルは浮いた状態で回すと軸がぐらぐらして溶接部分への負担が大きい。故障の原因にもなりますので、ちゃんと軸を下から支えることが重要です。 pic.twitter.com/Lx9SsoOELD
— もーりー@トイレ作ってる人 (@yusukemori87) 2018年5月16日
「だいたいこのへん」ではなく、計算して位置を求めて精密に、ピッタリな理想の穴を開けましょう。
以下の数値を参考にしてください。
ここは正確な高さと、水平・平行な穴あけが非常に重要なポイントになってきます。
水平・平行な穴あけに関して僕がいくつもの失敗を重ねてたどり着いた方法を動画で紹介します。
トイレの攪拌ハンドル部分の穴の開け方。 pic.twitter.com/v1BtxlegUu
— もーりー@トイレ作ってる人 (@yusukemori87) 2018年5月16日
もしよかったらご参考までに!
穴の径など
僕は16mmの穴を開けて以下の「ブッシュ」という部品を接着しています。
(画像をクリックで商品ページへ。)
ここにエクステンションバーが入り、ラチェットハンドルと「自然にカエル」が接続されるというわけです。
このハンドル部分の構造は詳しくは後日記事にします。
16mmの穴をあけるのには16mmのドリルビットを使用します。
このためだけにビットを購入するのはもったいないからお近くの大工さんに聞いてみよう!
③自然にカエル自体の加工
僕が販売する「DIYキット」は自然にカエルをラチェット対応加工済みの状態で発送いたします。
DIYキット販売ページはこちらから。
この、溶接加工はかなり重要な部分なので自分でやることを断念し、町の板金屋さんにお願いすることに。
モーリー
この作業さえも自分でやりたい!という方のために少しだけ方法をご紹介します。
「自然にカエル」の攪拌ハンドルの軸は先っぽの数ミリだけ特殊な形を取っていて、
以下の図のようになっています。
こんな風になぜか平行にカットされているのです。
ここにガシッとフィットする形で鉄板を加工します。
Φ=Xの穴を開けてヨコにスライド。
こんな部品を作っているのです。
この部品をはめて、ボルトで締めて、その上に10mmのソケットをかぶせて溶接。
という感じで加工しております!こりゃぼくにはできない!
多くの人にもきっとできない!だからDIYキットではこの加工まで済ませた状態で販売してます。
誰でもラチェット攪拌式コンポストトイレが簡単に作れてしまうyo
まとめ
そんなわけでコンポストトイレRELIFEの「自然にカエル」攪拌容器部分についてのご説明でしたー!
大事なのは
- 自然にカエルを固定すること
- 正確な穴を開けて回転軸を支えること
でした。
穴をあけるのはちょっと難しいけれども頑張って挑戦してみてくださいねー!
では次回は「便座の作り方」をご説明しますー!おつかれさまでした。