市販のオフグリッドキットは割高。自分で格安に揃える方法を教えます。

どうもモーリー(@yusukemori87)です。今日はオフグリッドキットのお話。

 

オフグリッド(=電力自給)やってみたい!でもよくわからない。

そしたらなんか便利な「キット」が売ってる

100w_set_top_c

引用;三河屋

と、飛びつく人もいるかとは思いますがちょっと待ったー!

もしかしてそれカモられてませんか?無知を利用する業者は多いので注意ですぞ。

ってことで僕がお勧めするオフグリッドキット「初めの一歩ver.〜自分で揃えてね」をご紹介しますねー!

このキットでまかなえる電力

civali / Pixabay

これから紹介するオフグリッドキットの能力はざっくり言うと100W発電、240Wh蓄電という仕組みです。

晴れた昼間に2.4時間フル発電されるとバッテリーが満タンになります。

溜まった電力は、例えば30W消費する扇風機を8時間動かすことができます(30W×8h=240Wh)。

10WのLED照明なら24時間灯すことができます(10W×24h=240Wh)。

ただしこれはあくまで理論値の話であって実際にはそうは行かないので注意が必要です。

キットの内容

では早速、オフグリッドキットの中身を見てみましょう。

まずは、ソーラーパネル…と行きたいところですがパネルは最後に回します。パネル選びが一番のポイントだからです。

バッテリー

バッテリーはこちら。12Vで20Ahの蓄電容量ということで240Whの電気が貯めれますね。¥4590で240Whということは1Whあたり19.125円。

ちなみに僕がゲストハウスで使用しているバッテリーはこちらのACdelcoのもの。驚異の1380Whでお値段¥13,000。1Whあたり9.42円。

チャージコントローラー

チャージコントローラーはパネルからバッテリーへの過充電を抑え、また、過放電もコントロールしてくれる機械。PWMとMPPTがあるけど今回は安さ重視で、電気ロスの大きいPWM式のものを選んでみます。

10Aでも20Aでも大して値段は変わらないので20Aの方を用意します。今後パネルを増設したいって時にも対応できます。

ちなみに激安な商品(液晶なし)もありますが、今何V何W発電しているのかがチェックできる、液晶付きのものがおすすめです。

インバーター

インバーターはバッテリーに溜められた12Vの直流の電力を、100V交流の電力として取り出すための機械です。正弦波と擬似正弦波があり、正弦波の方が電力ロスは少ないです。ここで紹介するのは正弦波のもの。

擬似正弦波なら安いです。信頼のsuaoki。

シガーソケット

シガーソケットは一般的な電気で言う所の「コンセント」。ここでは3連シガーソケットをおすすめ。電源タップのようなもの。

3口あるのでそのうちの1口にUSB充電ポートをさしっぱなしにします。これでいつでもスマホの充電はばっちりです。

追記2017.10.25

もっといいの見つけた!!

ソーラーパネル

さて、やってきましたソーラーパネル。だいたい、100W=¥10,000が相場ってところ。

アマゾンでも100Wパネルは一万円前後で販売されています。

ただ、このタイプのパネルは屋根に乗せるタイプでガラスで保護されて金具部品もついていて非常に重いのが難点。

そこで、僕がお勧めするのは「フレキシブルパネル」。

見た目の通り、ぺろんぺろんですごく軽量。どのくらい軽量かというと、ガラス保護されてるタイプの4分の1(マイナス7キロ)!

ただし、フレキシブルタイプの方が値段が高いんですよ、なぜか。

そこでヤフオクでいいもの見つけました。フレキシブルパネル100W、10586円。

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引用;https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j453808954

2枚まで送料2500円だったので、二枚買っちゃいましたよ。なかなかいい感じです。発送も迅速でした。

これで全てのキットが揃いました!

追記 ケーブル類

MC4コネクタという、ソーラーパネル特有のアダプタのついたケーブル。パネル-チャージコントローラーを繋ぐのに使用します。

その他、バッテリー-チャージコントローラー間やチャージコントローラー-負荷(電気を使用するもの)を繋ぐケーブル。

説明書は「わがや電力」

どのオフグリッドキットにも「説明書」がつくはずです。

それぞれの機械をどのように繋ぐか、ショートしないための注意事項、などなど…

しかしどんな説明書をも凌駕する”教科書”があります。

それはテンダー著の「わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書(やわらかめ)」。

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必要な機材と、この教科書さえ揃えたらあとはあなたのやる気次第。

オフグリッドライフはもうすぐそこ!

かかった費用

  • フレキシブルソーラーパネル100W ¥13000(送料込み)
  • 240Wh蓄電池 ¥4590
  • PWMチャージコントローラー ¥1739
  • 正弦波インバーター ¥6599
  • シガーソケット ¥1280
  • シガースマホ充電器 ¥899
  • わがや電力 ¥1800

合計 29,907円

ということで、3万円で簡単に始めることができちゃいますー!

インバーターを擬似正弦波のものにすればあと4000円くらい安くなりますよ。

実用性よりもオフグリッドを理解したいという目的ならこのキットは大いに役にたつでしょう!

 

ぜひ揃えてみてくださいね〜