地域おこし協力隊になる前にこれだけは知っておこう

あけましておめでとうございます!

年末年始をどうやって過ごしたらいいのかわかりませんでしたモーリーです。

そういうわけで過去記事のリライトやってます。暇か

今回は僕も所属している「地域おこし協力隊」について書こうと思います。

経験もスキルもない人間が田舎に飛び込むのにはとってもいい制度で、

逆に一芸に秀でた人が田舎暮らしして事業を立ち上げるのにもとってもいい制度。

では、まずはその制度のご説明からです!

地域おこし協力隊の制度ってなんですか

地域おこし協力隊とは、地方で3年間給料をもらいながら「地域おこし」という体(テイ)で地域に溶け込んだり事業を立ち上げたりできる制度です。

いきなり物議を醸す言い回しをしましたが、実際に協力隊の人で「地域おこし」に興味ある人をあんまり見たことがありません。多くの人はやりたいことやるために移住しますからね。

だから「地域おこし」と「自己実現」のハザマで多くの人は3年間悪戦苦闘するわけです。

地域の人(そして行政の人)から「頑張っとるねぇ」と言ってもらえるような自己実現という着地点を見つけたら、勝ち組です。それが、協力隊のミソでもあります。

仕事の内容

具体的な制度の内容はざっくり言うと

  • 公務員とほぼ同じ勤務体系(例外あり)で
  • 給与は年間200万円(〜250万円)
  • それとは別に「活動費」が200万円
  • 与えられるミッションは自治体による

みたいな感じです。給与と活動費で実質年収400万円ですな。

地方に移住していきなり初年度から年収400万円(もちろん残業なし)って

東京でブラック企業に勤めてる人に申し訳なくなるほどの好待遇。

それからどんな仕事が与えられるかというと、僕が知る限りでは

  • 農地再生
  • 古民家改装してカフェ/ゲストハウス
  • 廃校利活用
  • 移住定住促進
  • 狩猟/漁師
  • 地域のお世話役
  • 観光振興のお仕事
  • ほぼ行政職員

みたいな人たちが多いイメージです。

他にもいろんなミッションが本当にたくさんあります。

何やってもいいですよというフリーミッション型もあります。

自分の暮らしたい場所、やりたいこと、与えられるミッション、それぞれが重なるポイントを見つけて移住を決めたいですね。

どんな人におすすめ?

協力隊制度では、地方に移住したい人のために「仕事」と「住居」を行政が用意します。

地方に移住したい、でも貯金も経験もスキルもない。みたいな僕のような若者にはぴったりな制度ですね。元手がなくても田舎暮らしできちゃうって画期的じゃない?

このおかげで3年間はどう転んでも生きていけます。でも、たった3年間で田舎で暮らすスキルなりナリワイなりを身につけなければならないのは結構大変。こういう人は壁にぶつかって離脱率が高いと感じます。

逆に、一芸に秀でている人はこの制度でスタートから大いに活躍しているなぁと思います。

何かスキルを持って田舎へ移住すると誰かの役に立つコトができて重宝されます。

僕の知り合いで元美容師の協力隊の方は、古い街並みを着物で歩きましょうという新しい観光のスタイルを提案して大いに街を盛り上げているようですよ!

内子あでかわプロジェクト

協力隊募集を探す時のポイント

地域おこし協力隊を探すには、JOINのホームページから探すというのが代表的。

その際に見るべきポイントをいくつか挙げたいと思います。

①副業はOK?

地域おこし協力隊は3年後の定着が多くの人にとっては目標な訳です。

つまり、協力隊卒業後自立できる土台を、3年間で作らなければなりません。

これには多くの時間を要します。与えられたミッションだけをこなしていたら3年後の自立はできないと思います。ましてや副業まで禁止されたら土台作りできません!お手上げ!

活動費200万円は自由に使えますか?

なんといっても協力隊の魅力は「年間200万円の活動費が使える」ということ。

それが3年間毎年支給されてしかも最終年度はプラス100万追加されます(のちほど詳しく)。

つまり3年間で700万円も活動に使えるお金が用意されています。

この活動費の使途がガチガチに決められていたり、あるいはそもそも使えないという自治体もあるようです。

この活動費を使ってこその「地域おこし」だろうに…!給料だけなら生活保護と変わらないっす(金額的にってことね)。

先輩協力隊の満足度は?

募集要項と実情が違った!」というのはよく聞く話です。

総務省発表で「協力隊の定着率は6割」と言われていますが、

離れた4割の人の中には任期を終えずに離職する人がかなりの割合でいます。データではなく僕の肌感覚ですが。

3年間の任期を終えずに離職するのは「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが大きな原因です。

だからもう、こればっかりは先輩協力隊に実際にヒアリングしたほうがいいです。

気になる自治体があったら、その場所で活動する先輩協力隊のブログやツイッターをフォローしたり、実際に会いに行くことも必要でしょう。

こういうミスマッチを減らすために「協力隊のいるところ」というサイトを作成しました。

各地の協力隊が「ぶっちゃけ」たところまで地域を紹介するというプラットフォームサイトです。

まだまだ参加してくれている協力隊の方は少ないですが、よかったら覗いてみてください。

協力隊のいるところ

地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦

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ほかにもあるよ!知られざる奇跡の優遇制度

給与と活動費だけでもかなりオイシイ制度って感じがしますが、さらにさらに、優遇制度があるのです。

最終年度に起業補助金100万円がもらえる

協力隊最終年度、あるいは卒隊してから1年以内に起業補助金が使えます。

これは申請したらほぼ確実にもらえる補助金です(もちろん、事業計画に市長のハンコが必要です)。

3年間頑張った君へのご褒美やで…

違ったら移ればいいじゃない!2年経つとFA権がもらえる

FA権って僕が勝手に呼んでるだけなんですけど(笑)

協力隊を2年終えると、一旦都市圏に住所を移すことなく、次の土地で協力隊になることができます。

そうそう、協力隊って応募資格は「都市部に住んでいるコト」が必須なんですよ。

ひとつの地域で2年頑張ると、そのまま次の土地へ移るコトが可能になるのです。

 

いろんな田舎に暮らしてみたい人、ジプシーな人、この制度は最高じゃないですか。

まとめ

そういうわけで、地域おこし協力隊、おすすめですよ。

いまいろんな地域が募集を始めています。

ぜひ協力隊の募集や、書籍を覗いてみてください〜。

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