最初はハードな田舎暮らしだなぁと感じていたけど和歌山がだんだん好きになってきたモーリーです。
ぼくらが和歌山に移住してまる3年と半年くらいが経ちました!
なにもわからずただ「田舎」を目指したぼくたち家族は、直感とご縁だけで移住先を決め、なにも情報を持たずに和歌山県の山奥に飛び込んだのでした。
いま思うと大変惜しいことをしたように思います。
知っていたら受けれていた補助金制度がたくさんあったのです!
これから和歌山に移住を検討している誰かが、ぼくらのように「もったいない」ことをしないためにも、ここで移住にかんする補助金制度をまとめておきたいと思います。
たぶん、他の県を見ても、移住への補助金制度はトップレベルに手厚いっす。和歌山サイコー。
※ここで紹介するのは全て和歌山県過疎対策課(073-441-2930)の2017年度版の施策です。
各市町村ごとには+αでもっと細かい助成金制度があるので問い合わせてみてくださいね!
移住者継業補助制度
これは面白い制度だと個人的には思っています!
地域でかけがえのない事業が、高齢化に伴って次々と閉店していく。
その流れの中で、県庁が事業を辞める人と、新たに移住する人をマッチングして、
さらにマッチングが成立したら100万円の助成金を出してくれるという制度。
0から事業を立ち上げるよりも初期投資は安く収まるし、さらに100万円もいただいてしまったらより事業を洗練させて、再スタートすることができます。
もともとある事業なので顧客もすでに獲得されているでしょうし、すごくいい条件ですよね。
継業の募集は県庁職員さんがいま一生懸命掘り起こしてくれていて、たとえば古民家ゲストハウスの後継ぎ。
それから、「ログハウスと酒樽ロッジを活用してほしい」などなど。
いやーこんな立派なログハウスや古民家なんて1から立ち上げようと思ったらどんだけ貯金をはたくんだって話ですよ。
それを、移住と同時に引き継いで仕事にできるんだからもう最高にやりやすいでしょう!
随時継業募集ページは更新されていくと思うので要チェックやー!
若年移住者暮らし奨励金
いま、和歌山県に移住するだけで以下の「奨励金」がもらえるヨ。
世帯要件(いずれか) | 交付金額 |
① 世帯主が16歳未満の子どもと同居 | 250万円 |
② 世帯主が16歳以上の子どもと同居 | 150万円 |
③ 世帯主とその配偶者のみ | 150万円 |
④ 申請者の要件を満たす世帯 | 50万円 |
ただしこれをもらうためには幾つかのハードルがあります。たとえば
・申請者が、原則として、移住の前年に所得税(事業実施年度の個人住民税を含む。)を課され、又は就労による所得若しくは収入を得ていること。
・離職をして求職中であること(失業保険をもらっていたらNG!)
・申請者と生計が同一ではなく、年間所得が奨励金の申請額の総額を上回る連帯保証人を必ず1人立てること。
などなど。
まあ、結構な額をもらうわけなのでいろいろとハードルがあるのは当然。書類もかなり大変みたいですよ。
要綱はこちらからダウンロードできます。
移住者起業補助金
移住者が、移住して3年以内に起業するにあたっての補助制度。
書類選考のあと、プレゼン審査があって、最大100万円の補助金が下ります。
また、「起業」でなくても「就農」でも助成金がおります。この場合、最大50万円。
結構知り合いがこの制度を使って起業してます。(もらいやすいというのがもっぱらの噂)
要綱のダウンロードはこちらから。
空き家改修補助金
〔補助対象者〕
県外から移住推進市町村(地域)への移住に際し、空き家を改修し ようとする方
※移住者または空き家所有者のどちらかが申請できます。 ただし、賃貸借契約が締結された後の改修となります。
※予算額に到達次第終了
〔補助額等〕
・1件あたり80万円を上限とする
・補助率3分の2以内 〔補助対象〕
・空き家の改修工事に要する経費
要綱のダウンロードはこちらから
組み合わせ可能
以上これら3つの補助制度を紹介したんだけど、これら全ての助成は併用可能ということらしいんです。
たとえば若年移住者奨励補助金、空き家改修補助金、移住者起業補助金を全て利用すると全部で最大430万円。すげー。
たとえば家族で和歌山に移住した人が「自宅を農家民宿にしたい」といった場合、
「自宅」で起業するわけだから空き家改修補助金も、移住者起業補助金も自宅の改装につぎ込めるってことです。
となると、移住奨励金も含めて430万円の初期投資をふところ痛まずに投下できて、しかも田舎だから家賃なんて1万円くらい。
ランニングコストがバリ安。月にお客さん2人来たら黒字、みたいな事業が借金もせず始められるわけ。
しかもいま熊野古道に外国人観光客が急増していて、古道近辺で古民家を借りれたらそりゃもうボロ儲けの商売になると思いますよ!!
ぼくはね、
もう一度和歌山の外に出て
再び和歌山に「移住」してこの補助をぜんぶ受けたいですよ。
いつまで続くかわからないこの「移住バブル」、いまがチャンスですよ〜間違いなく!!
これから和歌山に移住する人がただただ羨ましい。
でも、移住なんてカネで決めるもんじゃあないです。
ご縁で決めてください。カネ目当てで来たって絶対長続きしないから。
だから実はこの制度は賛否両論。
そこんとこ、どうぞよろしくです。