その頃はご近所づきあいというか、家族同士すごく仲がいいコミュニティが出来上がっていたのですが対照的な二人の「エシカル」な女性がいました。
一人は、会うたびに初めて見るおしゃれな服を着ている若い女性。その服のほとんどは「フェアトレード」で「オーガニックコットン/ヘンプ」の素材でできている服です。今で言う「エシカルファッション」ってやつです。
そしてもう一人はヨレヨレの服をいつまでも着て、ボロになったら雑巾として使う、とても気さくで明るいおばちゃん(たぶん「オーガニックコットン」なんていうものが生まれる前に作られた、普通の素材のもの)。
この二人を見比べて妻がこう言いました。
千ちゃん
僕は妻の言葉に妙に納得しました。そうだよね。「買わない」「使い切る」という選択がいちばんのエコだよね。当たり前のことなんだけど。
いまエシカルブームで、廃材で作った〇〇みたいなのがすごく流行っています。廃棄されるシートベルトで作ったエコバッグとか、廃棄されるコーヒーかすで作ったコーヒーカップとか。
こういった流れは大歓迎だし、こういう商品がヒットすると言うことは喜ばしいことなんだけどでも一度立ち止まってよく考えてほしいなと感じます。
本当にそれ、あなたに足りてないものですか?
いま持っているものでじゅうぶん使えませんか?
近所のリサイクルショップで中古のを買うのとどっちが「eco」ですか?
「エシカル」な服を買う人より
一度買った服をボロになるまで着る人の方が、
えしかる。— オフグリッドライフ発明家のモーリー (@yusukemori87) 2018年12月12日
僕の答えは優先順位的に
②余っている人から譲ってもらう
③リサイクルショップで買う
です。究極的には「お金を使わない=消費を減らす」ということが本当のecoに繋がると思っています。下記二冊はとてもオススメの本です。
エシカルブームの昨今、本当のエコとはなにかを改めて考えてみたいものです。
不要なものが誰かの役に立つことがあります。捨てずに、しかも少しのお金になるリサイクル買取サービスもあります。Recommerceというサービスはとても使いやすそうです。