こんにちは、ecoばかブロガーのモーリーです!
大忙しのゴールデンウィーク、無事に乗り切った!!たくさんのご宿泊、ありがとうございました。
今回の大忙しの状況に救いの神、ショウゴがまた大活躍してくれました。
毎度ピンチの時に現れるショウゴよ、ありがとう…!(居候歴3回目)
ショウゴは東京外大を今年の春卒業して今ふらふらと「仕事探し」してる。
その一つとして「杉玉つくりてぇ」ってことで熊野に来てくれました。
ショウゴのFacebookページはこちら。
杉玉(酒林)とは
杉玉は酒屋さんが「新酒ができたよ〜」という合図として店先に出すものなんだそう。
きっと誰もが見たことあるだろう。こんなやつ。
作りたての青い杉玉を新酒の頃に店先に出して、
どんどん枯れて茶色くなるにつれて「お酒も熟成してきたよ」というバロメーター的な役割もあるんだって!
なんとも機能的で風情のある看板!!笑
昔は杉玉をみて「そろそろいい頃合いかな」なんて言ってお酒を買っていたのでしょうかね〜
粋な文化ですね。
杉玉(すぎたま、すぎだま)とは、スギの葉(穂先)を集めてボール状にした造形物。酒林(さかばやし)とも呼ばれる。日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる役割を果たす。「搾りを始めました」という意味である。
吊るされたばかりの杉玉はまだ蒼々としているが、やがて枯れて茶色がかってくる。この色の変化がまた人々に、新酒の熟成の具合を物語る。
引用;wikipedia
杉玉をDIY!作り方ってどうなってるの?
今回ショウゴは初めて杉玉を作るってことで東京(自宅)にてユーチューブで勉強してきたとのこと。
「芯」と呼ばれるものだけは作って持ってきてました。こいつにブスブスと杉っ葉を挿していくわけですな。
写真引用;山里の素人農業
他にも、丸いスチロールに挿す、というやり方でやってる人もいました。
要は丸くて刺さればいいのですね。
引用;「玉村本店」ゆるブル
ショウゴはこっちで林業家の大槻さんと繋がって、山に連れてってもらって枝打ちするところからスタート。
午前中で必要な材料を集めて帰ってきて、午後から着手。
夕方には試作第1号が完成してました。
案外早く作れるものなんですね〜
杉玉作り、いい商売なんじゃね!?
試作1号機には納得いかなかった様子で後日すぐに第2号に着手してました。
第2号はshapeに課題を感じながらも納得いく仕上がりだった様子。
え、これもうすでに職人レベルやん…
フラワーアーティストの友人もショウゴを杉玉職人さんと勘違いしてました。
杉玉は最終的に屋根まで設置されて完成です。
僕の木工工房を自在に使いこなしていました。笑
ちなみにコレ、知り合いにすぐ売れたそうです。梱包と発送までして彼は颯爽と熊野を去りました。
ショウゴが帰った後に、杉玉を普通に買うとしたら相場ってどのくらいなんやろう…って調べたら驚愕。
杉玉( 酒林 )45センチ [全国送料無料]
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まさかの37800円。
杉玉 ( 酒林 )直径30センチ 白木笠セット [全国送料無料]
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屋根付きだと50760円。
まじかよう!材料ほぼタダやし1日で作れるのに!ショウゴさん、コレ極めたら結構いい商売になるで…
僕が杉玉作りのいいなあと思ったポイントとしては
- 相場が高くて材料はタダ
- 酒屋さんに売り込めたら毎年毎シーズン注文が入る
- インテリアとしても売れるし、枯れるから、また注文が入る
- ワークショップも需要がある
彼の作業ぶりを見て、これは手仕事としてすごくいいなぁと感じました。
製作の注文受付中だそうですよ!最初はクオリティが安定しないかもしれませんが、彼を応援する気持ちで買ってあげてくださいな。
そういうわけで、小説、スタードーム、杉玉、と
熊野に来るたびに何かを形にして帰っていくショウゴくんでした。いいねぇ、彼の自由な生き方。またこいよ!
あ、居候は随時募集中です。こんな感じで明確な目的があって、我が家を拠点として利用してやろうくらいの方がちょうどいいです。ショウゴなんて僕の工房すらも利用してましたからね。ということで今日はこのへんでー!