本当の熱効率とは?本質を見失った男の末路。

モーリー
モーリー
本当の熱効率とは?本質を見失った男の末路。
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高橋スバルさんというなんでもできる達人がいるんですが、いまちょうど七尾でお仕事されているのでちょこっと手伝いに(お邪魔しに)行ってきました。

左官作業しながら会話していたのですが、お互いに「だよねー!!」と意見が一致した話がありまして。

そう、これなんですよ。

「たった数%の熱効率を上げるために手間が何時間も増えるんだったら『効率的』ではない」

もうね、肝に銘じますよ。

僕(ら)は「熱効率ジャンキー」な余り、薪の熱をいかに回収するかを第一に考えすぎていて、手間が増えるのも惜しまないという境地に立っていたのでした。

熱効率をいくら高めたロケットストーブでも「しょっちゅう薪をくべなければならない」ようなモノでは「効率」は悪いのです。(一度で多くの薪が投入できるモノ、つまり大きさ=正義!

薪の投入頻度の話だけではありません。

しょっちゅう煙突掃除が必要な構造も「効率」が悪いですね。

熱効率を高めて手間が増えるシステムは結局熱効率悪い。

これがこの冬の僕の結論ですね。

シンプルがいちばん。

僕は今年「薪ストーブの煙突は横引きロングが最強説」を唱えました。

FBでこれを発言したらかなり多くの人がシェアしてくださって。

共感や驚嘆をたくさんいただきました。

むふふ。やはりみんな横引きロングの熱効率のよさを認めてくれている。

しかし、ひとつだけ、気になるコメントがあったのです。

「ウチは縦真っ直ぐで6年間掃除してない」

このコメントを見たとき僕は痛いところを突かれたような気分になりました。

横引きロングは確かに薪の熱を最後まで使い切って最大限暖房熱に変換してくれます。

その証拠に排気のときには手でさわれるくらいになります。

しかーし!!

まじでもう、アホほど煤が詰まるんですよ。

今シーズン2回目の煙突掃除をしているときにあのコメントが蘇ります。

6年間…掃除…してない…だと…???!!!

心の声がこう言います。

「これがホントの【効率】よ。」

と。

うぉぉぉぉぉん。横引きはよくない!!

 

というわけで、できる限り煙突は屋根出しストレートが良いよ!!

熱効率を求めすぎて本質を見失った哀れな男からの教訓でした。

 

僕が煙突の掃除に使っている「ロッドステーション」

先っぽのブラシは15センチのものに変換

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