僕のオフグリッドの原点。【竹姿庵】に行ってきた!

こんにちは、オフグリッドな古民家宿を運営しているモーリー(@yusukemori87)です。

今ではオフグリッドのノウハウを人に教えたり、時には電気工事士さんと共にご自宅の電気をオフグリッド工事するようになった僕ですが。そんな僕が「オフグリッド=電力を自給した生活」という概念と出会ったのはとある一冊の本がきっかけです。

「人は100Wで生きられる」

 

僕はこの本をたまたま入った京都の「世界文庫」さんで発見し、気になって手に取ってみたらばっちり自分のやりたいことが書いてあったので即購入。今思えばこれは僕の人生を大きく変えた瞬間です。

この本を読んだ数年後、著者のだいず先生(名大教授)に会いたくて、研究室にアポなしで突撃しました(笑)こころよくお話ししてくださり、その後も先生とはちょくちょくお会いしています。

【告知あり】オフグリッド社会のキーパーソン!名古屋大学教授・高野雅夫先生の活動をまとめました!

さて、そんな僕の「原点」でもある著書「人は100Wで生きられる」の中で、メインの舞台となったのが今回訪問してきた「竹姿庵」です。

竹姿庵の敷地内に流れる水路には常時30W発電する水力発電装置が設置されています。ここで、当時だいず先生のお弟子さんが数ヶ月間30W生活を実践した記録が著書の中に記されています。


常時30Wを発電するミニ水力発電機。

結論としては「人は30Wでも生きられる」ということ。照明、モデム、冷蔵庫のある暮らしがたった30W発電でもまかなえた、という実験結果に。30W、と言っても太陽光パネルと違って24h発電するからちゃんと蓄電すれば毎日720Whの電気が使えるわけですよね。確かにそれなら不自由なく暮らせそうです。

そんな水力発電を見てみたくて、念願の竹姿庵、初訪問。今回は「オフグリッド体験会」というイベントに参加させていただきました。

水力発電。これやこれー!!長年みたかったやつ!!

結構作りは単純。なんとコレ、既製品じゃなくて高野先生のお弟子さんが設計して鉄工所でオーダーメイドしたものらしい。40万円くらい費用がかかったんだって。

竹姿庵は揖斐川町の諸家という集落にあるんですが、川が綺麗で森が豊かな、素晴らしい場所でした。高原なので夏でも涼しく過ごしやすかったです。

夜はみんなで自炊。かまどでご飯を炊きました。

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地域の人も交えて宴会です。

僕としては、オフグリッドに関心のある人と交流ができたり、それから高野先生とじっくり水力発電の話ができたりして、とても有意義な時間でした。二日目には集落の水力発電システムも見学できました。

あ、僭越ながら僕のオフグリッド生活のことや今後のビジョンについても少し語らせていただきました。いやぁ、色々満載でした。大満足。

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僕が今回参加したイベントはこちらです↓

第二回めも開催するそうですよ。参加者同士の交流も楽しかったし、高野先生ともじっくり話せるチャンスです。あぁ楽しかったなぁ。そして揖斐川町とてもいいところでした。興味のある人はぜひ!あと、まだ読んでない人は「人は100Wで生きられる」おすすめですよ〜。

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