【Jackery微妙】youtuberがやたら紹介しているあのポータブル電源、他社機種と比較してみた結果オススメしません。

こんにちはモーリーです。僕はyoutuberをやっているのですが最近やたら「Jackry」というブランドのポータブル電源を紹介している人たちが湧いています。この、黒とオレンジのやつですね。

 

公言してる人・してない人いるみたいですけどあれの9割は案件ですよ。Jackeryさんの戦略なんでしょうけれどチャンネル登録1万人未満のyoutuberたちにも気前よく配りまくってますね。

ハッキリ言いますけどね、僕らのような弱小youtuberがこんな高額商品をタダで提供してもらっちゃうと

「これはイイ!」と紹介せざるを得ないんですよ。無償で受け取った以上は宣伝に協力するのがルールです。

「他社にもっとコスパいい製品がありますのでハッキリ言ってこの商品はオススメいたしません」なんて言えるわけがないのです。

Jackry、あまりに多くのyoutuberがオススメしているので逆にアヤシイぞ。

ということで今日はまだJackryさんから無償提供を受けていない僕が中立の立場で他社製品と比較します。べべべべべ別に提供してほしかったわけじゃないんだぞっ!

まずはJackery1000のスペック表をご覧ください

 

Jackeryポータブル電源1000
蓄電容量 1002Wh
値段(Amazon) 139800円
Whあたり単価 139.5円/Wh
出力 1000W
(瞬間2000W)
ソーラー充電 △(※後述)
重量 10.6kg
保証 24ヶ月

Whっていうのはあまり馴染みがない単位かもしれませんが1000Whは100W消費する家電を10時間使用できる(100Wx10h=1000Wh)というイメージです。

MEMO
ポータブル電源の単位はWh(ワットアワー)。よくmAhで表記されてるけど意味をなさないよ!。

1000Whも蓄められるのは魅力的ですね。車中泊で使用するなら十分な蓄電容量です。

ただし、注意点もあります。

他社製品のソーラーパネルには対応していない!?

前項のスペック表にてソーラー充電のところを△としました。いや、できるんですよソーラー充電。ただし、他社製品のソーラーパネルには対応していない(かもしれない)という記述があります。


アマゾン商品ページより

Jackryさんは独自ブランドのソーラーパネルも販売していて、このパネルとは接続できるそうですが。

ですが、なんと、他社製品のパネルとの互換性については責任を負わないスタンス。もし何かあったら保証の対象ではなくなる、ということです。なんとまあ。

付属品にもMC4コネクタ変換プラグ(←一般的なソーラーパネルの端子)は含まれていません。

パッケージ内容

別売の、別メーカーのアダプタで変換することもできるでしょうけれど、「試したけど通電しなかった」というレビューも散見されるので注意が必要。

「ウチのパネルをセットで買ってね」っていう気持ちが前面に出ていますね。ここはちょっと不親切だなぁと思いました。

車中泊をする人はポータブルソーラーパネルではなくて、固定タイプのソーラーを使うと思います。固定タイプは全部MC4コネクタです。つまり、MC4に標準対応していない(コネクタが付属していない)というのはバンライフには向いてないポータブル電源と言わざるを得ない。

MEMO
Jackeryはソーラー充電に制限あるのが微妙なポイント。

正直この時点で僕はJackeryないわ、という判断。他にも、まだあります。

本題。他社製品との比較で浮き彫りになる「コスパ」

ではここからが本題です。1000Whという蓄電スペック帯で他社製品と比較してみます。

EENOUR EB120


EFDELTA

Jackry 1000
VintekyT10BT


suaoki G1200

蓄電容量 1200Wh 1260Wh 1002Wh 1077Wh 1200Wh
値段(Amazon) 139870円 159800円 139800円 135900円 169880円
Whあたり単価 116.6円/Wh 126.8円/Wh 139.5円/Wh 126.2円/Wh 141.6円/Wh
出力 1000W
(瞬間2000W)
1600W
(瞬間3100W)
1000W
(瞬間2000W)
1000W
(瞬間2000W)
1000W
(瞬間2000W)
ソーラー充電
MC4対応
最大500W

MC4対応
最大400W

MC4非対応

MC4非対応?

MC4対応
最大500W
重量 12.6kg 13.6kg 10.6kg 8.0kg 12.6kg
保証 24ヶ月 24ヶ月 24ヶ月 24ヶ月 24ヶ月
備考 コスパ最強 充電がめちゃ速いらしい デザイン◎ 車のシガーからの充電×
LEDライト付

 


suaoki G1000


SUNGZU SKA1000


BLUETTI 1000WH


AdSun A1000

蓄電容量 1182Wh 1000W 1000Wh 1000Wh
値段(Amazon) 179980円 128000円 120000円 118088円
Whあたり単価 152.3円/Wh 128円/Wh 120円/Wh 118円/Wh
出力 1000W
(瞬間2000W)
1000W
(瞬間2000W)
600W
(瞬間2000W)
1000W
(瞬間2000W)
ソーラー充電
MC4対応
最大150W

MC4非対応?
最大400W

MC4非対応?
最大400W

MC4ケーブル付属なし
重量 23kg 11.5kg 15.6kg 9.9kg
保証 24ヶ月 18ヶ月 記述なし 12ヶ月
備考 UPS搭載、
長寿命。
液晶モニタなし LEDライト付 LEDライト付
低評価レビュー散見
MEMO

ソーラー充電
◎…MC4コネクタ変換アダプタが標準装備(付属)されているもの
◯…「対応」はしているがMC4コネクタが付属していないもの

(2020年10月現在のラインナップです。比較表に挿入するまでもない機種は省略しています)

こうして他の機種と冷静に比較するとJackeryがコスパ的にはそんなによくないということがよくわかると思います。Whあたり139円というのはかなり高い方です。

Jackeryよりコスパがよくて、しかもソーラー発電(MC4)にも対応しているのはこの2機種。

中でもEENOUR EB120は、Jackery1000より200Whも蓄電容量が大きいのに販売価格が139000円と、Jckery1000と同じ値段。

MEMO
Jackeryはコスパ的には全然よくないね。

それでも選ばれる理由を考えてみた

さて、冷静にコスパだけを比較すると

モーリー

なぜみんなJackeryを選ぶの…?

って僕は疑問に思ってしまうのですが、以下のカズさんの動画を見てちょっと納得。

要はデザイン設計が素晴らしい商品なんですよね。めちゃ使いやすいようにすごくよく考えられているなぁ、と。

個人的にこのフォルムを見て、天面が平面であるというのが大きなポイントかと思いました。車中泊のような限られた空間ではいかに省スペースか、がすごく重要。上に物が置けるのはかなりポイント高いです。あと見た目もかわいいですよね。部屋に置いておきたいやつ。

といったように、Jackeryにもオススメできるポイントが見つかってよかったです。

MEMO
Jackeryのデザイン設計が素晴らしい!!

全てを凌駕するモンスターx

はい、ここまでJackeryの酸いも甘いも解説して「Jackery買おうかしら…!」という気分になった人に悲報です。

もうね、全てのポータブル電源が「どんぐりの背比べだった」と思えるほどの圧倒的な機種が誕生します。その名もモンスターx。

モンスターx
蓄電容量 1700Wh
値段(Amazon) 152000円
Whあたり単価 89.4円/Wh
出力 2000W
(瞬間3300W)
ソーラー充電
MC4対応
最大200W
重量 14.5kg
保証 未定
備考 UPS機能を搭載
シガーからの充電対応予定
MEMO
UPS機能とは、急な停電時に瞬間的に起動してデバイスをダウンさせることなくバックアップ電源を供給してくれる機能

もうねー、ここまでずば抜けちゃうと他のメーカーさんかわいそうですよ。まだ販売前で、ちょっと前にクラウドファンディングされていたのですが(3億円を調達)その際にレビュー依頼が舞い込み、実際に触ってみたときの様子がこちらです。

大容量の1700Whはさることながら、出力2000Wというのがヤバイっす。マジで家の電気をまかなえました。だってウチ20A契約(つまり同時に2000W以上使えない契約)なので、そりゃまかなえますよね。

そしてぶっちぎりのコスパですよ。。なんですか、Whあたり89円って。本当に業界をぶっ壊しに来てるなぁと思います。Jackeryで悩んでいる方はそれが買える金額にプラス1万5000円でこんなに素晴らしいポータブル電源がもうすぐ買えるのですから絶対冬を待つべし。

僕の試作機は車のシガーからの充電が出来ませんでしたが、製品として出すときはシガー充電できるものに仕上げるそうですよ!

まとめ

モンスターxが最強すぎる

Whあたりの単価

悩む余地もないですね。MonsterXを買うのがベストだと思います!ではさようなら!