コンポストトイレ「RELIFE」自作DIY完全マニュアル

こんにちは商売に向いていないモーリーです。

今日は僕がいま商品化に取り組むコンポストトイレを自作したい人のための完全マニュアルを公開したいと思います。

そんなことしてたら商売あがったりやんけ〜

いいんです、いいんです。

僕はこのトイレを普及させることが一番の目的なので。

ところで試行錯誤ってなんとなく美しい響きがあるけど、え、失敗したらナニ、それ捨てちゃうの?

資源を無駄にしないためにも、ものづくりにおいて失敗はしないほうがいいよね。

というわけで、僕が作り方を完全公開することは限りある資源の節約にもつながると思っています。

見せますぞ!自作コンポストトイレの極み

最短経路で無駄なく完璧な自作コンポストトイレを作っちゃってくださいな。

「そんなことやっちゃってホントに大丈夫ー??」とぼくの商売を心配してくれる方は、ぜひモーリーの支援会員になってください。

モーリー支援会員ページへ  ←作り込みがまだ浅くてすみません💦

というわけで今日はぜんぶ手の内公開!いまのところのベストマッチをお見せします。

もっといい方法も見つけると思うのでその都度、アップデートします。

注意
※追記
アップデートしました。
こちらからどうぞ。
というわけで以下のDIYマニュアルは最新版ではございませんのでご注意です。

ではいきます!

構造の説明

コンポストトイレrelifeの構造は以下のようになっています。

上から順に

  1. 便座
  2. 大小セパレーター
  3. 中間板
  4. 自然にカエル
  5. ボックス

です。

どれも欠かせない役割があります。

便座と中間板

ここは僕がいちばん工夫をこらしたところ。

メンテナンス性を左右する部位と言えるでしょう。

寸法

  • 便座の寸法

【上蓋】350×415

【下蓋】375mm×430

【穴部分】下図参照

  • 中間板の寸法

縦616mm×横410mm

また、中間板は奥から10cmのところでざっくりと切断します(のちほど蝶番でつなげます)。

それから中間板に大小セパレーターを乗っけるのですが、

その穴のサイズは×××(すみません明日更新します)

それからこの溝は「ルーター」という工具で掘るそうです。溝無しでもいいと思います。

 

便座、中間板の厚みは20mmか25mmくらいがいいと思います、お好みでどうぞ。

以下の商品から、便座(上下二枚)、中間板が取れます。

パイン 集成材 1800×500×20ミリ(11kg)

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パイン 集成材 1800×500×25ミリ(14kg)

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便座と中間板に3箇所(計6個)の蝶番をつける

蝶番は蝶番でも、ただの蝶番ではありません。

世の中には便利な道具があるんですね〜フリーストップ蝶番。

任意のところでストップしてくれる蝶番です。

①便座どうしをつなげる蝶番

これ、便座を後ろから見たところです。結構きわどいところに蝶番つけたんですよ。

[aside type=”normal”]最新版では別の場所に取り付けています。[/aside]

これ、20mm厚の集成材だとギリギリなので、ビス留めの強度を持たせようと思ったら25mm厚の方がいいかもしれません。

これで便座の上蓋が任意の場所で止まるようになります。

使用した蝶番はこちら↓

https://www.monotaro.com/p/3575/8581/?displayId=4

 

②便座と中間板をつなげる蝶番

邪魔をしない場所に、と思ったらこの場所になりました。

二枚一組の蝶番の一枚は上から下へビス留め、もう一方は下から上へビス留め、というようにねじれた形で留めています。

また、ビスの頭ぶんが邪魔になるので丸く彫ってあります。

これで便座の下蓋が開き、大小セパレーターが簡単に取り出せるようになりました。

使用した蝶番はこちら↓

https://www.monotaro.com/p/0932/4147/?displayId=4

 

③中間板を開閉するための蝶番

ここはいちばん重量がかかってくるポイントなので、1個千円とちょっとお高めですが一番パワーのある蝶番を取り付けました。

これにより、中の攪拌バケツ(自然にカエル)が簡単に取り出せるようになりました。

使用した蝶番はこちら↓

https://www.monotaro.com/p/3575/8572/?displayId=4

中間板とボックスを留める

中間板とボックスは「ぱっちん」と呼ばれる蓋ロック金具で留めています。

中の攪拌バケツ(自然にカエル)を取り出す時は、後ろ側の二つのぱっちんは留めたまま、前方二つのぱっちんを開放します。

この写真で使用している蓋ロックはこちらの商品。

https://www.monotaro.com/p/0932/0701/?displayId=5

ボックスと攪拌ハンドルをつくる

土台となるボックスの作り方や寸法をお伝えします。

寸法

寸法は以下の通りで、外寸で言うと縦576mm×ヨコ370mm×高さ502mmです。厚さ12mmのコンパネを使用しています。

汚れやすい内側はウレタンコートされているコンパネを使用したほうがいいかもしれません。(僕はそうします)。あの黄色いコンパネです。

あと、四隅に柱を入れると補強になるし作りやすいしよりよいかと思います。

さて、出来上がったコンパネの箱に板を貼り付けていくわけです。いろんな色を塗ったりして。ここは、各自のデザインでどうぞ。

relifeでは78mm×502mm×20mmの板を5枚×2面と7枚×2面、合計24枚貼り付けています。

板と板の間は約5mmの間隔を開けています。

すごいちなみになんですけど、一本¥300で材木屋さんから仕入れています。

4面化粧面取り加工済みのやつです。この加工が自分でできるようになりたい!そのためには工具を揃えなければならないなぁ。稼ごう。

穴を開ける

この、レバーを通すための穴を開けます。

穴の位置は自分でよく確かめてから開けてくださいね。インパクトという工具が必要です。

穴の径は16.5mmです。

[aside type=”normal”]最新版では16mmを採用しています[/aside]
スターエム 先三角ショートビット NO.5B16.5MM

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ソケットを溶接する(DIYキットは溶接済み)

[aside type=”normal”]この項目は大幅に改訂したので削除しました。

最新の情報はこちらをご覧ください。

コンポストトイレRELIFEの作り方②「自然にカエル」を加工してラチェット攪拌トイレにしよう [/aside]

ハンドルをつける

さきほど開けた穴に、下の写真のようにラチェット、エクステンションバー、ブッシュを組み合わせて差し込みます。

 

差し込んだ奥でエクステンションバーと先ほど溶接したソケットをジョイント。

動作確認。


relife攪拌棒はこんな感じ。

普通のラチェットレンチにビニールテープをまきまき。これがギュギュっと押し込んだ時に奥で引っかかるストッパーの役割になるのですね!

穴。

この穴にぐりぐりっと押し込む。

これで攪拌棒の完成。

ラチェットhttps://www.monotaro.com/p/0661/6566/?displayId=5
※リンク間違えていたのを修正しました。

エクステンションバーhttps://www.monotaro.com/p/6921/5265/

ブッシュhttps://www.monotaro.com/p/7582/4244/?displayId=5

ソケットhttps://www.monotaro.com/p/1845/1816/?displayId=5

お疲れ様でした!工程は以上です

はい、以上、RELIFE製作過程の全貌でした。自分で作れそうでしょう??

溶接等は難しいから、やっぱりDIYキットを購入していただくのがいちばんスムーズかと思います。

DIYキット販売ページ

これを読んで「DIYできるわ!」と思えた方も、大小セパレーターだけはぜひご購入くだされ。

大小分離セパレーター

また、早くもDIYキットで仕上げてくれた方もいます!

ご近所さんのcafe縁ga環さんです〜 とってもいい感じですね!

 

注意点;溶接したソケットの軸はぶれないように

[aside type=”normal”]こういったことが起きないように溶接部分を補強、改訂しました。とはいえ、負担がかかる部分なので軸がぶれない設計は大事です![/aside]

軸がぶれた状態で内容物を攪拌していると、ボルトのネジ部分が疲弊してポキンと折れてしまいます。

実は先に紹介した縁ga環さんがこのことを教えてくれました。

この写真のように、宙に浮いた状態で攪拌棒を回すとボルトに負荷がかかりねじ切れます。

縁ga環さん、身を以て教えてくれてありがとうございます!!

そしてその後の修正も素晴らしかったです(ソケットを軸に直接溶接したそうです)。

身近に「達人」がいると、いろいろと学ばせてもらうことが多いなぁ。

そんな縁ga環さんはゲストハウスもやっていますので熊野旅行の際はぜひご利用くださいね。

というわけで、 やはりソケットからエクステンションバーで伸ばして、それをブッシュでぶれないように支えるという作戦がいいように思います。

 

追記などあればその都度更新しまーす。

それではまた!