どうも、モーリーです。
先日1ヶ月ぶりに四国を1週間近く旅してきました。
遊びのような、仕事のような...。仕事と遊びの境目のない生き方がいいね。
その旅の中で友人のいる「豊島(てしま)」に行ってみたんだけど、
そこは「アートの島」と呼ばれている島。
他にもそう呼ばれている島はいくつか知っていて、どこも「まあこんなもんか」という感想を抱くんだけど今回の豊島はちょっぴり違いました。
僕が見た豊島の魅力を少しだけお伝えできたらと思います!
豊島の場所
豊島は瀬戸内海に浮かぶ島。
高松や岡山県の宇野港、小豆島、直島から船でアクセスすることができます。
引用;豊島web
今回僕は高松からの船で乗り込みました!
片道1300円、35分くらいの道のりでした。
豊島のアートは想像以上に多い
このリンクから飛んでいただけるとわかるんですが
http://trip-setouchi.com/teshima/art/index.html
豊島のアート作品ってめちゃくちゃ多いんですよ。
数えたら18個もの作品がありました。
まあ1日で全てを回るにはちょっと大変だし、入館料もその都度取られるのでいくつかに絞ってまわることになると思います。
僕が選んで訪れた場所を2箇所だけご紹介しますー!
ところで、島旅女子って開放的なファッションしててアザッス!なこともありました。好きです、島旅女子。
心臓音のアーカイブ
ここは事前に友人に聞いていて、「これは行くしかない!」と思ったところ。
この場所は、その名の通り「心臓音」を「アーカイブ(保存)」するところ。
館内「ハートルーム」では毎日誰かの心臓音がランダムで鳴り響いています。
また、誰でもこの場所で自分の心臓音を録音、保存することができます。
有名人だと、北野武さんや松任谷由実さんも登録してあります。
現在の登録者数。
別室ではPCが設置してあり、アーカイブの中から全ての人の心臓音を聞くことができます。
僕も北野たけしさんの心臓音を聞いてみました。音に関しては特段感想を持ちはしなかったんですが、画面上に登録者のメッセージが出てくるわけですよ。
「生きててごめんなさい。もうちょっと×××...(この続きはご自分で読んでみてくださいね(^ ^))」
僕はこれにいたく感動しまして。
自分の心臓音を、誰が何のタイミングで聞きにくるの?ってことを想像してみてください。
きっと、自分が死んだあと、残された遺族が心臓音を聞くためにこの美術館を訪れてくれることがあるでしょう。
そして、アーカイブの中から僕の名前を探して、僕のページを開くと心臓音とともに大切な人に向けた言葉が 残っている...。
ちょっとした遺言のようなものです。それも、わざわざ豊島のこの美術館に来てくれたら初めてアクセスできるという遺言です。
そこに何を書き残そうか...。
僕はこれがまだ思いつかなくて今回は心臓音の録音はしないことにしました。
この作家のクリスチャン・ボルタンスキーさんは以下のように言っています。
「人は2回死ぬ。一回目は肉体的に死んだ時。二回目は自分の存在を忘れ去られた時。」
たとえ誰かに忘れ去られても、生きた証をここに残すことでその人は永遠に生き続ける。
心臓音のアーカイブ、素敵な現代アートだなと思いました。
hpにて詳しいことがご覧になれますよ。
[quads id=1]「あなたが愛するものはあなたを泣かせもする」
次に僕が選んだのはこの古民家を改装したアート空間。
一見すると普通の民家なんですけどね...中に入ると衝撃の光景。
衝撃の内部。
かつて軍艦の一員だったトビアス・レーベルガーさんが敵襲を避けるために視覚的な遠近感を狂わせるための描写としてこの迷彩柄を学び、それをアートにしたものだそう。
「わーこれがアートか...全然落ちつかねぇ!」
ってことでものの5分で退出しました。
でもひっきりなしにお客さんが入ってきていて、
や、あのただの民家がこうもアート作品に作り変えることができるのか...!
と僕はそこに衝撃を受けました。
田舎の物件なんて家賃1万円くらいだから、家一軒まるっと作り変えてアート作品にするっていうのも面白そう。
いやはや、「リノベーション」のやってもいい範囲っていうのがググッと押し広げられた体験でした。
[quads id=2]豊島に行くなら1泊で
なんだかアートを巡っていたら慌ただしく豊島観光が終わってしまいました、
もっと穏やかな一面がアートではない場所に存在しているはずなので、そういうところを味わいたかったな。
豊島観光は1日じゃ足りないということが今回わかりましたよ。
ぜひ一泊で遊びに行ってみてくださいー
僕の友人もいまゲストハウス開業に奔走しています!