オフグリッドを始めたい人へのアドバイス

モーリー
モーリー
オフグリッドを始めたい人へのアドバイス
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どうも、モーリーです。

昨日はソイルマグという雑誌からzoom取材を受けました。テーマは「オフグリッドの始め方」。

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オフグリッドのハードルは高い?

ライターさん的に、オフグリッドのハードルを下げるための記事に仕上げたいんだろうなぁとわかっていながらも僕は真逆のことを喋っててツラかったですねw

だって、事実、オフグリッドのハードルは高いんですもの!

電気を安易に考えてはいけません。僕のように発火事件を起こしてしまいますよ…

まあこの話はいつかまた詳しく(笑)

そもそも電気工事士の資格がなければオフグリッドはできないです。

30V以下なら確かに無資格でもできますしそういう記事も以前書きましたが。

【電気工事法】オフグリッドに立ちはだかる法律の壁とその抜け道

色々やってみた結論、

電気に関しては餅は餅屋。これがベストです。

しかしオフグリッドに関する餅屋(専門家)ってなかなか存在しないんですよね!普通の電気工事士でオフグリッドを理解している人がほぼいない。ここが、問題。

だから

①自分の頭で完全にオフグリッドを理解してシステムを設計する

②電気工事士さんに指示を伝えて施工してもらう

というのがベストな流れ。いやいや、①が難しいんよ、、、というアナタ。

素晴らしい本があります。

「わがや電力」で勉強すればオフグリッドシステムを理解することができます。

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鉛バッテリーでシステムを作るならわがや電力の知識でバッチリ理解できます。

ただ、鉛バッテリーでのオフグリッドを僕も数年経験しましたがいくつか問題がありました。

①鉛バッテリーは寿命が短い

②家全体を賄おうと思うとどうしても並列接続が入る

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並列接続がややこしい

そう、鉛は寿命が短いんですよ!2〜3年で容量半分くらいになります。

さらにさらに、鉛バッテリーは12Vなので直列で接続できるのは4つまでという縛りがあるんですよね。

ほとんどの周辺機器(チャージコントローラー・インバーター)が48Vまでしか対応してないので48Vシステムまでに抑えなければならないというわけです。

でも家全体を賄おうと思うとバッテリーは12個入れたい。そんな場合は4直3並というシステムになるわけです。

3箇所、並列接続で繋ぐわけですがバッテリーは並列接続すると「循環電流」がバッテリー間で流れて寿命が縮まります。

電池を並列に接続した時に電池間を流れる電流を言います。電池の起電力の違いは勿論ですが、内部抵抗の違いも循環電流が流れる原因となります。
 循環電流が流れると電池に蓄えられた電気エネルギーが他の電池内部で消耗されるため、負荷をつないで使わなくても電池が減ってしまいます。そうです「1+1が2以下」になります。 引用;やまかず太陽光発電所

ここがみんなの頭を悩ます難しいところなのですよ!

鉛バッテリーはそもそも寿命が短いのに並列接続を入れるとさらに首を締めることになるらしい。

リーフバッテリーのオフグリッドシステム

そ・こ・で!

ちょっと飛躍しますが、寿命問題やら循環電流問題やら全てを解決してなおかつ全体の費用も安く抑えているのがわがやの「リーフバッテリーによるオフグリッドシステム」です。

これが最強。リチウムバッテリーだから長寿命。

でもこのシステムは「ショットキーダイオード」という謎アイテムを使用しているので僕レベルでは理解できず、、、

河辺さんというオフグリッドの先駆者にシステム構築をお願いしました。

いや〜快適です。ほんとこのシステム最高です。やっぱり餅は餅屋だなぁと大満足して電力自給生活を送っています。

みんなも餅は餅屋、オフグリッドはオフグリッド屋にお願いするのがベストだよ!と声を大にして言いたい。

電気の失敗は最悪火事に繋がるし、仕上がりもプロにお願いしたら全然違う。

僕は河辺さんにお願いしてホントよかったです。

しかし河辺さんは僕の自宅での施工は「モーリーだから」やってくださったとのことで全く面識のない人に頼まれてもやらないということです。

うう〜ん残念。

リーフバッテリーのオフグリッド屋さん、もし誰か事業としてやったら大繁盛すると思うけどな…。

オフグリッドを施工してくれる業者さんって今のところ僕が知ってる範囲では

藤野電力の鈴木さん

山本電力(循環ワークス)の山本さん

「やまでん」山本電力オフグリッド独立型電源山本広気

イマココ電力の翼さん

ぐらいかなぁ。

自分の頭でシステムを理解した上で施工は人にお願いする、というのが僕の中では今のところベストな答えです

オフグリッドしたい人にアドバイスを

なんていうことを昨日の取材で喋っていたのですが「じゃあ最後にこれからオフグリッドをする人にアドバイスを」と言われてちょっと悩みました。

やっぱり一つは自分の頭で理解すること。失敗してもいいから小さなシステムを自分で運用してみること。そこからがスタートではないかなと。

そこからのめりこんで自分で電気工事士を取得して家全体にシステムに応用する、という流れができたら最高。

でも僕のように「自分じゃ無理」と諦めて業者さんにお願いするというパターンもあり。

どちらにせよまずは自分で小さなシステムを作ってみることが大事なのではないでしょうか。

そしてもう一つの選択肢として今は「ポータブル電源」が巨大化傾向にあって、自宅の電力をまかなえるレベルのものも出てきました。

実際に我が家ではポータブル電源とソーラーパネルで自宅の電力を4日間賄うことができました。夏だったのでエアコンもつけています。

続編も出ました

ちょっとコストはかかってしまうけれど、「システムの理解」というプロセスをすっ飛ばして電力自給できるのでポータブル電源を使ったオフグリッドシステムは手軽で便利です。

まとめると

①まずは「わがや電力」などの本で理解しよう

②手を動かして小さなシステムを作ってみよう

③資格を取得して自宅に導入してみよう。資格がない場合、必要な作業は電気工事士にお願いしよう。

番外編;全てのプロセスをすっ飛ばしてポータブル電源で電力自給

という感じになります。

これから電力自給を始める人の参考になればと思います!

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