かつて哲学者のソクラテスは偉大な哲学を体系化し、多くの人々に影響を与えました。
哲学者の思想は、ふつうはその著作によって知られるのですが、ソクラテスは1冊も本を著していません。
ソクラテスに関する全てのことはプラトンの著作によって後世に伝えられました。
テンダーさんをソクラテスとするならば、僕はプラトンになってテンダーさんの思想を世に広めよう。
そういう思いで、この企画をスタートします!
といってもテンダーさんと僕との会話を文章化するだけなので特に企画というわけでもないのだけど…会話が弾み、テンダー哲学の真髄に触れることができたらその都度文章化していきたい、という思い。
ソクラテスは自らの哲学を著作にはしなかった。
代わりに弟子のプラトンがその教えを書物にし、後世に残した。そういう関係性で、テンダー師匠@tender4472 のお話をまとめて世に出したい。
個人的なメッセージでいろいろ語ってくれるのがもったいなくて。多くの人とシェアしたい!
— モーリー/ikkyu×トイレ屋×ブロガー (@yusukemori87) 2017年10月25日
その前にテンダーって誰だよ!って言う方はぜひこちらの記事をお読みください。
第一回目のテーマは「ソーラーパネルとか自然エネルギーってどう思う?」です!
それではどうぞー!
太陽光は有限?
モーリー
モーリー
基本的には、カドテル系の廃棄物問題を言う人が大半と、 あとはEPTが10年以上かかる、と主張する人が多いよ。
テンダー
ちょっとここで解説。EPTとはソーラーパネルなどの発電設備の製造に投入したエネルギーに相当する量のエネルギーを発電で得られるまでの期間=エネルギーペイバックタイムのこと。一般的にはソーラーパネルのEPTは1〜3年だと言われています(参考リンク)。
EPTが10年だというのは電力中央研究所が1991年に発表したものがソースかと思われます(参考論文)。
そもそもこの論文が古すぎますし、技術進歩もあって最近の数値はEPT=1〜3年、というのがよく見られました。ちなみに電力中央研究所、原子力ムラの一員だそう(wikipedia参照)。
それからカドテル系廃棄物という言葉が出てきましたが、これはテルル化カドミウムのこと。カドミウムは富山のイタイイタイ病の原因物質であり、テルル化カドミウムも猛毒だとされています。
一口にソーラーパネルといってもいくつかの種類があり、テルル化カドミウムを使用したものはとっても安価に作れて発電効率がいいのです。
引用;太陽電池の仕組み「太陽電池の種類と特徴」
ただ、現在流通している多くのパネルがシリコン系のもの。「有害だ!」と言われるカドテル系パネルのほとんどを作る会社は世界で1社で、さほど流通していないというのが現状。また、リサイクルの方法も確立しています(参考)。
テンダー
モーリー
ソーラーパネルは、原発よりマシ、という過渡期の技術である事は認識してます。
そこから先への、踏み込みをみんなでやっていかないとならないです。
ソーラーパネルは、応急手当てです。— 三宅洋平 (@MIYAKE_YOHEI) 2013年7月21日
テンダー
モーリー
テンダー
モーリー
テンダー
電気を使うということはどういう方法であれ、環境に負荷を与えます。技術が進んで効率のいい発電方法が見つかったとしても、それは改善にしかならず、解決になるということはありません。
それが「太陽光は有限だ」の意図するところであり、「有限なものは答えではない」ということーー。やっぱりソーラーパネルは過渡期の応急措置ですね。
というかテンダーさんに言わせると
テンダー
だそう。どんな発電方法がいいのか、と議論しているうちは本質的な答えにたどり着けないということですね。原発か太陽光か、そもそもそういった議論が間違っているのかもしれません。
テンダー
自分の生活は1日に何Wh消費しているのか。
お金だったら自分の収支を理解して判断するのと同じように、電気もまず自分の使用量を理解することから。
本当に必要な電力量を理解したとき、少しだけ電気との付き合い方が変わるかもしれません。
発電ばっかり増やしても何も解決になりません。
僕たちひとりひとりの電気との付き合い方で、未来が変わるのです。
モーリー
時代の先を行くってこういうことですな。
いやー面白い。勉強になりました!
地球環境への負荷と自分の生活とのギャップに悩む若者たちよ、一度テンダーさんに会いにいってみては?
テンダー
会社名 | 一般社団法人 その辺のもので生きる |
住所 | 〒899-3402 鹿児島県南さつま市金峰町大坂3430 |
電話番号 | 0993-78-2222 |