2軒のゲストハウスを持つ僕が教える、宿泊業開業の前に知っておいた方がいい知識

こんにちは熊野でゲストハウスを営むモーリーです。

この春から2軒目の宿をオープンします。宿開業のための手続きを2度経験してみて、開業前に注意すべきところとかがだんだんわかってきたのでその知識をシェアします。

物件は100㎡以下に抑えよう

100㎡を超える物件は建築確認申請が必要になります。その場合非常に厄介になるという噂をかなり聞きます。きっと耐震など問われるのでしょう。

ただし抜け道があります。建物全体が100㎡以上だとしても、宿泊客が立ち入る可能性の面積が100㎡以下であれば建築確認は不要です。なので僕は100㎡以上の物件ですが「スタッフオンリー」「倉庫」の面積を増やして100㎡以下に抑えています。

ちなみにこの間取り図はfloorplannerで作成しました。

立体的な間取り図を描くならfloorplannerで決まり!素人の僕でも簡単に3D間取りが作成できたよ

2㎡以上の押入れには火災報知器

開業前最後の出費として大きいのが、消防署からの許可をもらうための「火災報知器」。

住宅用でOKならそこまで高くなくていいのですが業務用の火災報知器は1ケ1万円弱くらいするので地味に痛いです。

そして2㎡を超える押入れにまで、火災報知器を取り付けなければなりません。これは本当に意味がわからん。板貼って壁作ってなんとか2㎡以下に抑えよう!

トイレの数

トイレの数は宿を開業する上で死活問題。コレ足りませんよと言われたらトイレひとつのために百万近くの投資をするか、簡易宿泊施設としての開業を諦めて「民泊」で開業するか、という選択に迫られます。民泊は年間180日しか営業できないしいいことないです。

トイレの必要数は自治体にもよるので絶対開業前に調べておきましょう!!

ゲストハウスに必要なトイレの数
収容定員 1-5人 6-10人 11-15人 16-20人 21-25人 26-30人
トイレ数 2 3 4 5 6 7

【相談事例から】簡易宿所でトイレの数が足りません。どうしたら良いでしょうか?/nanatsuba

通常下水につなげるタイプのトイレは工事費が数十万〜百万円ほどしますが、コンポストトイレなら一台10万円〜で置くだけ設置でトイレ増設できます。ダミーでもいいので、数を増やせばとりあえず検査だけは通ります。

これらのトイレは僕が製作して販売しています。よかったらどうぞ!

 

【民泊/ゲストハウス】トイレが足りなくて開業できない!そんな時コンポストトイレがおすすめ。工事不要で楽々設置可能!

 

簡易宿所or旅館ホテル営業

簡易宿所はフロント(受付台)が必要です。

まあ、適当なテーブルをおいたらいいだけな気もします。工事自体は簡単ですがスペースは確保しておきましょう。