こんにちは!モーリーです。
311の大震災以降に存在を知ってからずっとほしかったものがあります。
それは発電鍋と呼ばれるもの。料理の廃熱を利用して電気に変換するというものです。
これすごくないですか?この発電鍋の仕組みやこれを開発したTESニューエナジーの現在に今日は迫ります。
仕組み
発電鍋には、温度差を利用して発電するペルチェ素子が使われています。
温度差発電は地熱発電にも応用されている技術です。
鍋のなかで沸騰した水は約100度。
一方、直火にあたる鍋の外側は500度くらいまであがる。
この「温度差」を使って発電する。引用;コロカル
発電「鍋」だと大きなものでも30Wほどの発電しかないのですが、
「FIRE POWER 150」という製品は焚き火の上に直置きして最大150Wの発電が得られます。
副産物としてお湯ができるのでこの動画では発電した電気でテレビ見ながらお風呂入ってますね。
ちなみにチャージコントローラーを繋いでバッテリーに充電することも可能です。
誰の役に立つ?
家庭の自家発電
この発電鍋は僕のように田舎暮らしで電力を自給して暮らしている(たい)人にはグッときます。
なぜなら雨続きの日や夜間はソーラー発電できないので、ソーラーの補完電源として利用できそうだと感じました。
冬の間は薪ストーブを一日中焚いているので、その熱で発電できてしまうなんて夢のようです。
災害時に役立つ
そもそもこれを開発した藤田和博さんは311の震災の日の夜にこの鍋の開発に着手したので災害時の電源確保に役に立つようにという願いが込められています。
被災地の方々がドラム缶で暖を取っているのをテレビで見て、「あれで発電できたらな〜」と思ったことから着想を得たそうです。
途上国の電源として
これは藤田さんの予想外だったそうですが海外の、途上国のような電気の通っていない場所での需要が多かったそうです。
参考動画
どうやって入手できるの?
以前はAmazonなどでも販売されていたので入手は容易でした。
しかしこの会社TESニューエナジーさんはどういうわけか破産してしまい、会社がなくなったそう。
悲しいことに現在は発電鍋は生産されていません。
なので、現状「発電鍋は手に入らない」ということです。
どうしても僕はこの発電鍋を復活させたい!
コンポストトイレの開発がひと段落したら次はこの発電鍋に着手しようという思い。
どうにか藤田社長とコンタクトを取って、発電鍋を復活させたいです。
でも、藤田さんは現在どこで何をされているか不明。連絡先さえわかれば会いに行きたいと思っています。有力情報お待ちしています。