モーリーが田舎でのゲストハウス経営戦略を語る!ズバリ一棟貸しがラクだよ!

こんにちはecoばか実験室のモーリーです。

今日は田舎でのゲストハウス経営について語りたいと思います。

guesthouse ikkyuを経営して1年半、システムを二転三転して軌道修正。

ようやく「こんな感じがいい!」と落ち着いたので試行錯誤の過程でわかったコツなど書いていこうと思います。

僕のゲストハウスについて

「ゲストハウス ikkyu」の画像検索結果

僕のゲストハウスは古民家一棟貸しの宿です。

ゲストハウスと聞くと、ゲストどうしが交流できる安宿、というイメージですが僕の場合は1日1組限定。

当初は2部屋区切って、2組が泊まれるようにしていたので「ゲストハウス」のイメージと合致していたのですがいろいろ考えてやめました。(※あとで詳しく)

今では1日貸切で16000円という値段設定にしています。4人までこの価格で、5人目以降は¥3000/人という感じの値段設定にしています。

家自体はそんなに大きくなくて、最大8名までとしていますが6名くらいまでが快適に過ごせる人数となっています。

一棟貸しに変えた理由

田舎の宿はどこもそうだとおもうのですが「毎日のように満室」ということってあんまりありません。

シーズンによってはありえますが、年中ひっきりなしにお客さんがくるというのは田舎ではよっぽどブランディングを頑張らない限りありえません。

部屋数をたくさん用意していても、1日1組しか泊まりに来てくれないということもしばしば。しかもその「1組」が1人とかだともうめっちゃツライ。

部屋数を用意している宿の場合、全部屋が埋まった時の最大の利益は大きいけれど、1組しか泊まらなかった時の喪失感もまた大きい。

「割りに合わない」ってやつですな。

宿をオープンする日は最低限の日当は出るようにしたい。迷いに迷った挙句、思い切って一棟貸しにしてみることに。

最初は単価が上がるし稼働率下がるやろうな…と思ってたけど、実際には予約数が増えたんですよー!

一棟貸しにして予約は増えた

まず、客層ががらりと変わりました。それまではカップルが多かったのですが一棟貸しに変えた途端に4名以上の団体やファミリー層が増えました。

うちのゲストハウスは一泊16000円なので4名で泊まると¥4000/人で泊まれます。5名以上になるともっと安くなります。一棟貸しにしては激安なのかもしれません。

一泊4000円〜5000円くらいの価格帯に需要がある、というのはわかっていたのですがやはりそうなるようにお客さんの側で人数を調整してくるのですね。

割合は減りましたがもちろんこれまで通りカップルでの利用もいただいています。

あと顕著に増えたのが家族での利用。

僕も以前air bnbを通して宿を探した時に子どもがいるので「一棟貸し」「1組限定」というのは最初に重要視するべき条件でした。だから、家族で一棟貸しを借りる気持ちがよくわかるんだなぁ。

一棟貸しで、リーズナブル。ここに田舎宿の需要は多いと見た!


森家と杉浦家でアパートの一室をまるごと貸切しました

一棟貸しのメリット

お世話がほとんどいらない!

一棟貸しなのでキッチンも自由に使っていただける仕様です。

なので自炊を希望される方が多く、料理を出す手間がなくて、とてもいい!

宿で何がいちばん大変かって、食事のお世話なんですよぶっちゃけ。

だから一棟貸し自炊スタイルっていうのは一番ラクな形態だと思います。

連泊が増えた

数泊ぶん予約をいただいて、まったくの無計画で来られるという方も結構います。

アクティビティ重視ではなく、暮らすような旅。そんなスタイルの方がまったりと過ごすというパターンが増えました。

オランダから来た4人組は日本での旅で高級旅館にも泊まったけど「ikkyuのこのカジュアルさが好き」と言ってくれました。4泊して、まるで我が家のようにくつろいでいってくれました。一棟貸しだからこその利用の仕方です。

最低限の収入が確保される

ここは僕が一棟貸しにシフトした話のところで述べましたが、一棟貸しの場合宿を開けると毎回基本料金(うちの場合16000円)は売上があがるのでそういう意味では収入が安定しました。

田舎では月15万もあれば家族が余裕で生きていけるのでそれを考えると日当16000円稼げるというのはかなりありがたい話なのです。

多店舗経営が可能

一棟貸しで立地もよければ、鍵をポストに入れておいて「フリーチェックイン、フリーチェックアウト」で運営できます。

こういう形態の宿ならいくつか増やしても同時にオペレーションできちゃう。実際に僕はいま2号店、3号店を同時に作っていて、たぶん3つくらいまでなら増やせそうな感じ。(掃除は1人で回せないのでパートさんにお願いすることになるかと思いますが)

一棟貸しにする上での注意点

立地

一棟貸しの最大のメリットは「手間がかからない」ということ。

そのメリットを活かすためにも「送迎不要」な場所で開業しましょう。

観光地から徒歩15分圏内か、駅・バス停からすぐ近くなどの立地が好ましいです。

ここを間違えるとあとあと苦しみます、僕のように

操作性

それから田舎の宿なので薪ストーブなどを入れたい気持ちもわかりますが、一棟貸しの場合はあまり得策ではありません。

薪の扱いがわからない人がほとんどだからです。それでもどうしても自然の炎を楽しんでもらいたい!という方はペレットストーブをオススメします。

参考【トヨトミ ペレットストーブ】MUUMUU ムームー

これならボタン一つでスイッチのオンオフができるので一般の方でも操作可能。

まあでも、特殊な機械などはなるべく入れないことです。無難が一番。

そうでないとあとあと苦しみます、僕のように。※オフグリッドとか絶対しないほうがいいよ!

登録はair bnbとbooking.com。そのほか楽天トラベル、トリップアドバイザーなど

田舎で宿をやる場合に大事なのが情報発信。ただでさえ人の流れが少ない場所でいかに集客するか。

そういったときに役に立つのがair bnbやbooking.comなどの宿泊検索サービス。

ここに登録しておくと、旅行者の目に止まりやすくなります。

僕の場合はairbnbしか使っていませんが、熊野古道の近くということもあってそれだけで十分すぎるくらい集客はできています。

「air bnb」の画像検索結果

登録はこちらから

booking.comにはまだお世話になっていませんが、民泊仲間の多くが利用しているのでかなり人の流れはあるようです!



あと外国人観光客はみんな使ってるみたいです、トリップアドバイザー。



やっぱりどんなに素敵な田舎でも、「すでに人の流れがあるところ」が強い。

観光地と呼ばれる場所でまずは一棟貸しゲストハウスをされることをオススメします!

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