オフグリッドの家には◯◯が必須!猛暑を経験して痛感したこと

こんにちは、オフグリッドで古民家ゲストハウスを営むモーリーです。

オフグリッドな家でも快適!という感覚を味わっていただきたく、様々な工夫をこらしていますが

今年の猛暑には惨敗。ついにエアコンを導入してしまったー!!


去年はそんなことなかったのに、今年は晩に温度が下がらないったらありゃしない。明け方は26度以下には下がるんですけど夜がなかなか気温下がらないんですよね〜

なのでもう、「ちきゅういっこぶん!」とか言ってる場合じゃないってことでエアコンだけオングリッドです。背に腹は変えられぬ。

モーリー

夏はいっきゅうなんて偉そうな名前名乗れない。

いやぁ色々反省ですよ。猛反省。これからオフグリッド化を進める方々のために僕のこの夏の猛反省をシェアしておきたいと思います。

オフグリッドな家には山水が必須

今年の夏僕は本当に反省しました。夏を甘く見てたなと。冬はね、どうにでもなるんですよ。火を焚けばどれだけでも暖かくなる。でもね、夏の暑さはどんなに風を通しても下がらないしもうどうしようもない。

唯一、どうにかしてくれるのは「水」なんです。

この水を湯水山水のようにじゃぶじゃぶと使えたらかなり温度上昇は抑えられたはずなのに!なんとわがゲストハウスは山水をまだ引いていないのです(水脈は探せばあるらしい)。コレ本当に後悔。

山水を使うとこんな非電化冷房ができるよっていう事例を二つ紹介します。

屋根上散水は効果ばっちり

これは屋根の上から霧状の水を散水することで屋根の持つ熱を奪い、室内も冷やすという作戦。

結果的に言うとこれは大成功で、かなり涼しくなりました。


ただ、僕の場合は水道水を繋いでいます。

水道代のことを考えて、必要最低限しか放水できませんでした。

これが山水なら、朝から晩までずっと雨ふらしっぱなしにできるのに。そしたら温度上昇はかなり抑えられたはずです。

だからもう、今後オフグリッド化する人には声を大にして言いたい。

山水引いて、屋根上散水は絶対したほうがいい!夏はもう、朝から晩までずっと。

水道水なikkyuは大胆な使い方ができず、普通に部屋の温度は外と変わらずでした、はい。

山水輻射パネル

先に紹介した屋根上散水システムは「効果あり」とはいえ実は屋根から室内の熱を奪うまでは至ってない気がする(家の構造にもよるけど)。屋根に蓄熱してしまうのを防げたとしても。効果ありと感じた一番のポイントは屋根から伝った水が地面に落ちて打ち水がわりになって涼しい風が吹き込むというもの。だから直に室内を冷やしているわけではないと感じます。

そこで僕は室内を冷やすのに「輻射パネル」っていうものに注目しています。

「輻射パネル」の画像検索結果
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画像引用;コロナ冷温水輻射パネル

これ、電気で冷やした水をパネルの中に通して熱交換してるだけなんですよ。山水や井戸水って年間を通して10〜15度くらいで一定です。つまり山水なら電気いらずで部屋を冷やす効果が得られそうです。

これ、廃材の塩ビパイプで作れそう…!と思ったけど「塩ビじゃあんまり熱交換しないのでは」とテンダー氏のご指摘を受けました。やはり本物同様、熱伝導率のいいアルミパイプ等がいいかもしれませんね。ものタロウではアルミパイプも販売されています。アルミのチーズ、エルボーもあるので少しのお金さえかければ同等のものが作れそうですね。

もしこれを導入するなら、先に紹介した屋根上散水システムと組み合わせれたらバッチリですな。つまり山水がまずこの輻射パネルを通って、その排水を屋根上散水システムにつなげると無駄がない素晴らしいシステムになりそう(それだけの圧が得られるかが問題だけど)。

まとめ

はい、そういうわけでオフグリッドを志す家には絶対、山水引いてください!オススメとかいうレベルではなく、必須条件ですよ!

あと、井戸水でもいいんですけど、井戸水は地下から引き上げるのに電気使うし屋根上までさらに引き上げるとなると地味に結構な電力を使うと思われる。

山水で夏を乗り切ろう!以上、灼熱の古民家よりモーリーがお伝えしました。