こんにちはモーリーです。
いやぁ、昨日「まだ東京で消耗してるの?」のイケハヤさんがぼくのブログにコメントしてくれたんですよ。
おー!これは本質的。ぼくもゲストハウスやろうと思ってるんで超参考になりました。 https://t.co/m9u2cnWVXm
— イケハヤ@ブロガーズギルド (@IHayato) 2018年8月4日
そのあとイケハヤさんと少し会話して、ツイッターでフォローもしてくれて。
やった!有名人とトモダチになった!
イケハヤさんとトモダチになった記念に「まだ◯◯で消耗してるの?」のテンプレートを使わせていただきました。
炊飯器でお米さんを炊くより土鍋で炊いた方が絶対いいよ!という理由をecoばか目線で語る、というのが本日のテーマです。
Contents
炊飯器の「美味しくない」電気事情
火力発電80%の日本で
僕たちが何気なく普段使っている電気は発電所で作られ、送電線によって送られてきます。
日本では総発電量の4/5(約80%)を火力発電に頼っています。
日本全体の電源構成(2017年)
画像引用;環境エネルギー政策研究所
火力発電では燃料を燃やして、タービンを回すことによって電気を取り出しています。
画像;電気事業連合会
この、火力発電では燃料が持つエネルギーの6割しか電気に変換できません。4割は「熱」となって無駄になってしまいます。
そうやって得た電気を、送電線に乗せて、各家庭に送るのですがその過程でも4〜5%程度の送電ロスがあります(これは以外と少ないと思った)。
有限と言われる化石燃料の4割ほどのエネルギーを損失し、そうして得られた電気を我々は使用しています。
その電気で、再び熱を取り出して、ご飯を炊く。あれれ、ちょっとおかしなことに思えませんか?
本当は100のエネルギーでご飯は炊けるところを…
電気でご飯を炊く場合は1.75倍の燃料を必要とします。
熱を一旦電気に変換することでこれだけのロスが生まれます。これは明らかにもったいない!
熱を電気に変えて再び熱を取り出すということはこんなにも環境負荷を増やすことになるのです。
土鍋で直火炊きのほうが美味しい
さて、上で述べたような事情で電気でご飯を炊くのはエネルギー的観点からもものすごいロスがあるのですが、さらにさらに、電気で炊くより直火で炊いたご飯のほうが美味しいというからもう、炊飯器でまだ消耗してるの?って感じ。
なぜ直火は美味い?
ごはんはお米のでんぷんを水と熱の力によって糊化(こか)させた食べ物。
このプロセスには水だけでなく十分な熱が必要です。
電気炊飯器はどうしても火力の面でガス釜などに比べて劣るので、直火の方が甘くてふっくらしたご飯が炊けるのです。
美味しさの秘訣
お米の持ち味を最大限に引き出す決め手は、
炊飯の時の温度変化と時間にあることがわかっています。特に、炊き始めから沸騰するまでの間が大切。
この時に10分前後の時間をかけると、お米の甘味がしっかりと引き出せ、
ふっくらとほど良い食感のごはんに炊き上がります。引用;土鍋ごはんがおいしい理由
美味しくお米を炊くポイント。それは、沸騰させるまでに10分ほどの時間をかけるということだそう。
土鍋は金属鍋と違い、ゆっくりと温度が上昇するので沸騰までの間にじっくりと糊化を進めることができるのです。
さらに、
沸騰した後は98℃以上の温度を蒸らし時間も含めて20分ほど維持することができれば
ふっくら甘味のあるごはんとなります。
お米が完全に糊化されて、粘りのあるふくよかなごはんに仕上がるのです♪引用;土鍋ごはんがおいしい理由
ということで、冷めにくい性質の土鍋は蒸らしの間も高温を保ち続けます。
これも、おいしさの秘訣のようです。
土鍋炊きは難しい?いやいや、簡単だよ!
さて、ご飯を炊くには土鍋!とわかっていただいたところで、
「土鍋で炊くのって難しくないの?」と多くの方が疑問に思われるかもしれません。
実は超簡単に、失敗なく、土鍋ご飯が炊ける魔法の土鍋があるのです!
それが、僕も愛用しているこちら。ハリオの、「中の見える炊飯土鍋」です。
これ、使い方はいたって簡単。お米と水を適量土鍋にセットして強火の火にかけます。
中が沸騰してぶくぶくと蒸気が立ってきたら「ピー!」と甲高い音がなります。蒸気の噴出口が笛になっているんですね。
この音がなってから1分後に火を止め蒸らすだけ。中火にしたり弱火にしたりなどの火力調整も不要です。
これで炊くと炊飯器と全然違うお米の味にびっくりすると思いますよ!
最後に
今回は、炊飯器を使ってお米を炊くことがいかにエネルギーの無駄であるかということ、しかも、エネルギーを浪費してる割に美味しく炊けないからもうみんな炊飯器やめて土鍋ご飯にしようよ!ということを伝えたくて書きました。
地球環境への影響を少しでも減らすため、まずは毎日のご飯を土鍋で炊いてみることから初めてみましょー!